【熊本】塗装できない屋根材とは?廃盤ノンアスベストスレート5種の特徴と補修方法まとめ
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
築20〜30年のお住まいで、屋根材が割れている・めくれている・塗装してもすぐ剥がれるといったお悩みはありませんか?
もしかすると、現在では廃盤となり補修が難しいノンアスベストスレートが使われているかもしれません。
この記事では、1990年代後半〜2004年頃に製造された代表的な廃盤スレートの見分け方と、適切なメンテナンス方法をご紹介します。
築20〜30年のお住まいで、屋根材が割れている・めくれている・塗装してもすぐ剥がれるといったお悩みはありませんか?
もしかすると、現在では廃盤となり補修が難しいノンアスベストスレートが使われているかもしれません。
この記事では、1990年代後半〜2004年頃に製造された代表的な廃盤スレートの見分け方と、適切なメンテナンス方法をご紹介します。
ノンアスベストスレートが登場した背景
かつてのスレート(セメントを薄く成形した屋根材)にはアスベストが含まれていました。
アスベストは繊維が細かく、補強材として非常に優秀であったため、スレートの強度や耐久性を高めるために使用されていました。
しかし、人体への健康被害が問題視され、1990年代後半から規制が進み、2004年には完全に使用が禁止されました。
これにより、各メーカーはアスベストを含まない「ノンアスベストスレート」を急速に開発・販売したという背景があります。
【関連記事】建材のアスベスト問題について
アスベストは繊維が細かく、補強材として非常に優秀であったため、スレートの強度や耐久性を高めるために使用されていました。
しかし、人体への健康被害が問題視され、1990年代後半から規制が進み、2004年には完全に使用が禁止されました。
これにより、各メーカーはアスベストを含まない「ノンアスベストスレート」を急速に開発・販売したという背景があります。
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ノンアスベストスレートの問題点とは?
アスベストを含まない新素材に切り替えられたことで、健康面のリスクはなくなりましたが、その一方で以下のような問題点が浮き彫りになりました。
耐久性の低下
アスベスト繊維による補強がなくなったことで、割れや反りが起こりやすくなりました。
(現在製造販売されているノンアスベストスレートは安定した耐久性があります)
(現在製造販売されているノンアスベストスレートは安定した耐久性があります)
層状剥離の発生
特に「パミール」に代表されるように、表面がミルフィーユ状に剥がれていく現象が頻発しました。
塗装による修復ができない
塗膜を形成しても素材自体が脆いため、数年でひび割れや剥がれが再発し、メンテナンスの意味をなさないケースが多くあります。
廃盤による部材入手困難
販売終了後は同じ材料が手に入らず、部分補修が難しい状況となっています。
これらの理由から「塗装できないスレート」と呼ばれることが多く、屋根リフォームではカバー工法や葺き替えといった根本的な解決策が必要とされるのです。
【関連記事】スレートの欠けや割れは補修が必要?レベル別補修方法
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廃盤となった代表的なスレート屋根材
1. パミール(ニチハ)
廃盤になったノンアスベストスレートの中で、もっとも有名なのがニチハの「パミール」です。
1996年頃から販売されましたが、層状剥離(ミルフィーユ状に表面が剥がれる)が発生し、塗装によるメンテナンスが不可能とされています。
現在はニチハでは屋根材は販売しておらず、完全に廃盤となっています。
【関連記事】屋根がニチハ「パミール」で今後のメンテナンスが心配な方へ
現在はニチハでは屋根材は販売しておらず、完全に廃盤となっています。
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パミールの特徴
製造期間:1996〜2008年頃
主な問題:表面がミルフィーユ状に層剥離する
塗装不可:素材自体の強度不足で塗装しても剥がれが止まらない
見分け方:ミルフィーユ状の剥離、先端が変色、先端の凹凸が等間隔
製造期間:1996〜2008年頃
主な問題:表面がミルフィーユ状に層剥離する
塗装不可:素材自体の強度不足で塗装しても剥がれが止まらない
見分け方:ミルフィーユ状の剥離、先端が変色、先端の凹凸が等間隔
【関連記事】熊本市東区にてパミール屋根のメンテナンスについてご相談
2. コロニアルNEO(クボタ/現ケイミュー)
アスベスト規制の過渡期に登場した商品です。
塗装してもすぐにひび割れや反りが発生するため補修は困難で、現在は販売終了しています。
塗装してもすぐにひび割れや反りが発生するため補修は困難で、現在は販売終了しています。
コロニアルNEOの特徴
製造期間:1996〜2006年頃
主な問題:経年による変色・ひび割れ・反りが顕著で、表面の塗膜がボロボロと剥がれ落ちる
塗装可否:素材自体が吸水・乾燥を繰り返して変形しており、塗装しても密着せず剥がれてしまうため、塗装不可
見分け方:端の凸部分の長さが中央凹部分の長さの約半分
屋根材の先端(軒側)が白っぽく変色している、表面にひびが縦横に入っている、複数枚が反り上がっている
製造期間:1996〜2006年頃
主な問題:経年による変色・ひび割れ・反りが顕著で、表面の塗膜がボロボロと剥がれ落ちる
塗装可否:素材自体が吸水・乾燥を繰り返して変形しており、塗装しても密着せず剥がれてしまうため、塗装不可
見分け方:端の凸部分の長さが中央凹部分の長さの約半分
屋根材の先端(軒側)が白っぽく変色している、表面にひびが縦横に入っている、複数枚が反り上がっている
【関連記事】コロニアルNEO(ノンアスベスト屋根材)の最適なメンテナンス方法をご紹介
3. アーバニー(クボタ/現ケイミュー)
クボタ(現:ケイミュー)が1982年ごろから製造販売していた製品です。
高級感がありデザイン性の高さから人気がありましたが、ノンアスベスト期である2001年ごろからの「アーバニーグラッサ」には耐久性の問題が見られます。
高級感がありデザイン性の高さから人気がありましたが、ノンアスベスト期である2001年ごろからの「アーバニーグラッサ」には耐久性の問題が見られます。
アーバニーの特徴
製造期間:1982年頃〜2007年頃(ノンアスベストは2001年頃~)
主な問題:スリット部分から水が入り込みやすく、内部から割れや欠けが発生する。廃盤のため同寸法の差し替え材が入手不可
塗装可否:素材強度の低下により、塗装を施しても割れ・欠けは止められないため、塗装不可
見分け方:1枚のスレートに高さの異なる縦スリットが2本入り、3枚に見える独特の形状。スリット周辺にひびや欠けが集中している
製造期間:1982年頃〜2007年頃(ノンアスベストは2001年頃~)
主な問題:スリット部分から水が入り込みやすく、内部から割れや欠けが発生する。廃盤のため同寸法の差し替え材が入手不可
塗装可否:素材強度の低下により、塗装を施しても割れ・欠けは止められないため、塗装不可
見分け方:1枚のスレートに高さの異なる縦スリットが2本入り、3枚に見える独特の形状。スリット周辺にひびや欠けが集中している
【関連記事】熊本市西区で割れたアーバニーの差し替え補修|廃盤スレート20箇所にグラッサ600で対応
4. セキスイかわらU(積水化学工業)
厳密にはスレートではなくセメント瓦の屋根材です。
かつてのかわらUにはアスベストが含有されていましたが、1990年以降に製造販売されたノンアスベストのかわらUは耐久性が乏しく、塗膜の剥がれや割れが起きやすく、廃盤となっています。
かつてのかわらUにはアスベストが含有されていましたが、1990年以降に製造販売されたノンアスベストのかわらUは耐久性が乏しく、塗膜の剥がれや割れが起きやすく、廃盤となっています。
かわらUの特徴
製造期間:1971〜2007年頃(ノンアスベスト品は1990年代後半〜)
主な問題:経年で表面の塗膜が劣化し、素地のセメントが剥き出しになって吸水・凍害が起こる。棟部分のシーリングが切れると雨漏りに直結しやすい
塗装可否:吸水率が高く変形しているものが多いため、塗装しても数年で再剥離するケースが多く、基本的に塗装不可
見分け方:波型の瓦のような形状で、表面がザラザラしていて瓦よりも非常に薄い。棟部分にシーリングが打ってあることが多い。「かわらU」と刻印されている場合もある
製造期間:1971〜2007年頃(ノンアスベスト品は1990年代後半〜)
主な問題:経年で表面の塗膜が劣化し、素地のセメントが剥き出しになって吸水・凍害が起こる。棟部分のシーリングが切れると雨漏りに直結しやすい
塗装可否:吸水率が高く変形しているものが多いため、塗装しても数年で再剥離するケースが多く、基本的に塗装不可
見分け方:波型の瓦のような形状で、表面がザラザラしていて瓦よりも非常に薄い。棟部分にシーリングが打ってあることが多い。「かわらU」と刻印されている場合もある
【関連記事】屋根がセキスイかわらUで適切なリフォームが分からない方へ
5. ザルフグラッサ(クボタ/現ケイミュー)
クボタ(現:ケイミュー)が1990年代後半に製造・販売していた薄型スレートです。
コロニアルNEOと同時期に流通していたため、熊本県内でも同時期に建てられたお住まいで見かけることがあります。
コロニアルNEOと同時期に流通していたため、熊本県内でも同時期に建てられたお住まいで見かけることがあります。
ザルフグラッサの特徴
製造期間:1990年代後半〜2004年頃
主な問題:素材強度が著しく低く、経年で層状の剥離や割れ・欠けが多発する。
塗装可否:割れや欠けが進行している状態では、塗装しても素材の崩壊は止められないため、塗装不可
見分け方:端の幅が短く、内側の角が直角。木目のような模様。
製造期間:1990年代後半〜2004年頃
主な問題:素材強度が著しく低く、経年で層状の剥離や割れ・欠けが多発する。
塗装可否:割れや欠けが進行している状態では、塗装しても素材の崩壊は止められないため、塗装不可
見分け方:端の幅が短く、内側の角が直角。木目のような模様。
【関連記事】菊池郡菊陽町 コロニアル屋根の破片落下!塗装できないノンアスベスト「ザルフグラッサ」の劣化事例
廃盤スレートのメンテナンス方法
「塗装ができない」と言われてしまう最大の理由は、素材そのものの強度不足です。
劣化が進むと塗装では防げず、施工後すぐに不具合が出てしまいます。そこで現在推奨される方法は以下の3つです。
劣化が進むと塗装では防げず、施工後すぐに不具合が出てしまいます。そこで現在推奨される方法は以下の3つです。
①屋根カバー工事
既存のスレートを撤去せず、その上から軽量金属屋根(ガルバリウム鋼板など)を重ね張りする方法です。
工期が短く、廃材処分費も抑えられるため人気があります。
【関連記事】屋根カバー工法のメリットとは?費用相場や適した屋根材を厳選してご紹介!
工期が短く、廃材処分費も抑えられるため人気があります。
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②屋根葺き替え工事
既存のスレートをすべて撤去し、防水シート・新しい屋根材を一から施工する方法です。野地板の状態確認や補強もできるため、根本的な解決策として最も確実です。費用はカバー工法より高くなりますが、建物への荷重増加がなく、長期的な耐久性が期待できます。
【関連記事】屋根葺き替え工事の費用相場はどれくらい?金額を安く抑えるポイント
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③部分補修
割れがひどい部分のみ、差し替えなどで補修を行う方法です。
部分補修の場合、数年を待たずに別の箇所で割れが再発してしまう可能性も高いため、応急的な方法となります。
「一時的な費用を抑えたい」「本格的な工事までに応急処置をしたい」という場合には有効です。
部分補修の場合、数年を待たずに別の箇所で割れが再発してしまう可能性も高いため、応急的な方法となります。
「一時的な費用を抑えたい」「本格的な工事までに応急処置をしたい」という場合には有効です。
よくあるご質問
ノンアスベストスレートかどうかはどうやって判断できますか?
建築時期が1990年後半から2004年頃で、製品名やメーカー名が確認できれば特定可能です。不明な場合は、専門業者による調査をおすすめします。当社でも無料点検を実施しておりますのでお気軽にご相談ください。
塗装できないスレートを放置するとどうなりますか?
劣化が進行すると雨漏りや屋根材の飛散などの危険性が高まります。また、建物内部への水損被害も拡大するため、早期の対応が重要です。応急処置も含めて適切な対策を検討しましょう。
屋根の葺き替えとカバー工法、どちらがおすすめですか?
建物の構造や劣化状況により最適な方法は異なります。カバー工法は費用を抑えられますが、建物への荷重増加があります。葺き替えは費用は高いですが根本的な解決となります。現地調査の上で最適なご提案をいたします。
廃盤になったノンアスベストスレートのメンテナンスもお任せください!
1990年代後半から2004年頃にかけて登場したノンアスベストスレートは、アスベスト規制の影響で開発された製品でしたが、多くが早期に廃盤となり、現在では補修が難しい屋根材として知られています。
パミール・コロニアルNEO・アーバニー・セキスイかわらU・ザルフグラッサはいずれも塗装によるメンテナンスは推奨されていません。もしご自宅の屋根が該当するか不安な場合は、専門業者による現地調査をおすすめします。
街の屋根やさん熊本店では、実際に屋根材の種類や劣化状況を確認し、最適な補修・改修プランをご提案しています。
「塗装できないと言われた」というお悩みや、「築20~30年のお住まいでスレート屋根をご使用中」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
パミール・コロニアルNEO・アーバニー・セキスイかわらU・ザルフグラッサはいずれも塗装によるメンテナンスは推奨されていません。もしご自宅の屋根が該当するか不安な場合は、専門業者による現地調査をおすすめします。
街の屋根やさん熊本店では、実際に屋根材の種類や劣化状況を確認し、最適な補修・改修プランをご提案しています。
「塗装できないと言われた」というお悩みや、「築20~30年のお住まいでスレート屋根をご使用中」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。















