屋根瓦や外壁表面の剥がれは建材の風邪【凍害】かもしれません!
寒波到来によって、
私達
だけではなく住まいにも大きな負担が掛かっています。
皆さんがお住いの
屋根材や外壁などが、
冬場になって
剥がれやひび割れなどが酷く
なってきた!
こんな症状はありませんか?
それは、非常に恐ろしい建物トラブル
の【凍害】
かもしれません!
寒い地域だけと思われている凍害です
が、実は日本各地
で発生する危険性があるのです。
凍害が進行すると、大規模な工事が必要になる場合もあり、早期発見と対策が重要です。
そこで、
凍害が発生するメカニズムや
症状・
対策などをご紹介させていただきます。
▶
寒くない地域でも起こりえる?お家の屋根材などに起こる凍害の実態
凍害
とは、凍る事によって発生する
トラブルです。
屋根材・漆喰・外壁などの小さな
ひび割れなどから雨が染み込む事で、建材内部が湿った状態になります。
冬場の夜に
染み込んだ水分が凍って
膨らみ、日中は溶けて水に戻り、また凍るという事を繰り返される事で、
徐々に劣化していく現象を指します
。
水が氷になる時は、体積が約10%も増える為、建材にかかる負担はかなりのものになりますよね!
建材に入り込んだ水分が氷になる事で、発生したひび割れが押し広げられ、壊されていくのです!
凍害の発生は、建材の経年劣化が一番に上げられるでしょう!
・屋根
瓦が全体的に
欠けている
・漆喰が割れてきた
・外壁の表面が剥がれてきた
・外壁のひび割れが大きくなってきている
凍害の症状 | 詳細 |
割れ | 小さなヒビに染み込んだ水分が凍る事で発生する。 |
剥がれ | 塗膜の裏や層になっている構造の下側に水が染み込んだ事で起こる。 |
凍害の起きやすい建材 | 詳細 |
塗装が施されている建材(モルタル・コンクリート・スレート・セメント瓦etc) | 水分の吸収を抑える為に、新築時には表面に塗装が施されています。塗装を行う事で、紫外線や雨水といった劣化要因から建物を守り役割を果します。経年と共に塗装の膜が劣化し、徐々に塗装の効果が失われてきます。その為、水分を吸収しやすい状態となり、冬場に凍害が発生しやすくなります。 |
〖石州瓦(せきしゅうがわら)〗
屋根材にとって最大の敵ともいえる”凍害”は、
屋根材の吸収率と相関します。
粘土瓦の吸水率は10%以上となっています。
こちらの
石州瓦は、
吸水率が6%以下と低く、凍害が起きづらく屋根瓦にしたい!
と言う方々には、この様な
吸水率の低い瓦をオススメします。
▶画像は
㈱丸惣を参照
〖金属屋根・ガルバリウム鋼板〗
水分を含んでいない建材は、
金属の鋼板のみとなります。
屋根葺き替えやカバー工法には、ガルバリウムなどの金属屋根を選択する事も一つです。
また、外壁の張替えや外壁のカバーなども、金属製のものを選択する事をおススメします。
金属の鋼板は水分を含まないので、凍害への対策には最適の屋根・外壁材と言えるでしょう!
▶屋根材別耐久性ランキング
▶ガルバリウム鋼板の特徴とメンテナンス方法
3.凍害はやがて建物に大きなダメージを与えてしまいます!
凍害になりやすい環境を放置しておくと、瓦の剥がれ・漆喰の割れ・
外壁の
ひび割れ
などが起ってしまい、見た目が悪くなるだけではありません!
建材の剥がれやひび割れ箇所から、水分が建物内部に侵入すると、雨漏りへと繋がりカビの発生や腐食の要因にもなってしまいます。
こちらの段階へと進行すれば、大規模な改修
工事が必要
です!
4.凍害を防ぐには点検と定期的なメンテナンスが重要です!
【凍害
】
は、屋根材や外壁材などの経年
劣化によって、内部に水分が含みやすい状態になっている事で発生します。
その為、定期的な点検やメンテナンスが大切です。
傷んでいる箇所があれば、早めに補修をして頂く事をオススメします!
屋根や外壁を触ると
手に白い粉がつく”チョーキング現象”が起っている場合は、
塗膜が劣化し始めているサインです。
塗膜の成分が紫外線によって分解される事で、粉状になってしまう事で起こってしまいます。
塗装メンテンナスを行って、防水性を回復させる事で凍害を防ぐ事ができます。
▶屋根・外壁塗装で防水性を回復させる
▶屋根・外壁塗装の塗料について
4-2 外壁のクラック(ひび割れ)は冬場までに補修を行う
凍害が発生しやすい
サイディング外壁
は、
経年劣化と共に
原料となるセメント材が湿気や
水分を吸収しやすくなってしまいます。
比較的深さが無く小さな
ヘアークラック
(幅0.3㎜以下・深さ4㎜以下
のひび割れ
)などは、シーリング材での穴埋めなどの補修で対応が可能です。
▶シーリングやコーキングの種類と使用法
5.防水性が低下している建材はメンテナンスを行いましょう!
建材の内部に
水分が浸入すると
、湿乾伸縮を繰り返す事で、
耐久性の高い瓦が何の衝撃も受けず自然と崩れ
、防水性が低下した外壁などは、
ひび割れが大きくなったり崩落など
の深刻な問題が発生する恐れがあります。
そうなる前に、しっかりと点検を行い、悪くなっている箇所は早期補修を行って、凍害からお住いを守りましょう!
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