屋根のプロが自分の家に選ぶ「究極の屋根」とは?街の屋根やさん熊本店の社員アンケートを公開
新築を建てる際、意外と悩むのが「屋根選び」。
形状・屋根材・オプションなど、カタログを見ても違いが分かりづらく、「結局どれが正解なの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に日々屋根工事・雨漏り修理を行っている当店スタッフ9名にアンケートを実施し、「もし自分の家を新築で建てるなら、どんな屋根を選ぶか?」という本音を聞いてみました。
営業目線ではなく、「プロが自宅に選ぶ屋根」だからこそ見えてくる、リアルな選択をご紹介します。
屋根のプロに向けたアンケートを実施
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対象:街の屋根やさん熊本店のスタッフ(現場・内勤含め)9名
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前提:新築で建てるなら?を想定。理想論ではなく、現実的予算を考慮
1. 屋根の形状編
1位:切妻(きりつま)屋根(5票)
2位:片流れ屋根(3票)
3位:寄棟(よせむね)屋根(1票)
1位:切妻屋根(5票)
切妻屋根を選んだ社員からは、
「シンプルで雨仕舞が良い」
「天井裏も単純で広く、内部からのメンテやリフォームも行いやすい」
「雨漏りの要因が少ない」
「メンテナンスも簡単で費用が安価」
といった理由が挙げられました。


切妻屋根には雨漏りの原因になりやすい「谷」や「複雑な取り合い部分」がほとんどないため、構造的に雨漏りトラブルが起きにくい形状と言えます。
近年はデザイン性を重視して複雑な形状の屋根も人気ですが、シンプルな切妻屋根は雨漏りのしにくさやメンテナンス性で評価の高い形状です。
【関連記事】切妻屋根はなぜ雨漏りしにくいの?メリットやメンテナンス方法を徹底解説
2位:片流れ屋根(3票)
片流れ屋根を選んだ社員からは、
「デザイン性が良い」
「ソーラーパネルの設置に適している」
という意見がありました。


片流れはモダンでスタイリッシュな外観が魅力的です。
太陽光パネルを設置する場合、一面に効率よく配置できるため、発電効率を最大化できるメリットもあります。
切妻屋根と同様にシンプルな形状ですが、意外と雨漏りリスクや風の影響を受けやすいという事実もあります。
【関連記事】台風・雨漏りに弱い!?片流れ屋根の特徴とメンテナンス方法
3位:寄棟屋根(1票)
寄棟とは、屋根の頂上に大棟を設け、そこから角に向かって四方に隅棟がある屋根の形状です。
「軒の高さを抑えられるため、メンテナンスの時に足場がシンプルで費用を抑えられる」
「切妻と悩みましたが、(軒の高さが低い分)壁の面積を減らせる」
という意見でした。

切妻屋根よりも軒の高さが低いため、足場費用も若干安くなるメリットがあります。
また、四方向に屋根が傾斜しているため、耐久性・耐風性が高く頑丈で、外壁を雨風から守れるのもポイントです。
ただし、棟の長さが長くなり、雨漏りのリスクが増える点には注意が必要です。
【関連記事】あなたの屋根はどの形状(シェイプ)
2. 屋根材編
屋根材は以下の結果が出ました。
1位:ガルバリウム鋼板(7票)
2位:瓦(1票)
2位:スレート(1票)
1位:ガルバリウム鋼板(7票)
ガルバリウム鋼板屋根を選んだ社員からは
「ランニングコストを抑えられる」
「軽量で耐用年数も高い」
「断熱材入りなど性能が良い」
「見た目がスタイリッシュ」
といった理由が挙げられました。


また、屋根材の中でも最も軽量で、建物にかかる負担も少ないため、耐震性の面でも有利です。
かつて、金属屋根は「夏に暑く、冬に寒い」「雨音がうるさくなる」といったイメージもありましたが、近年では断熱性・遮音性が優れた断熱材一体型の商品も販売されています。
【関連記事】
-ガルバリウム鋼板とは?屋根や外壁で人気の理由とメリット・デメリットを解説
-ガルバリウムの屋根で後悔する理由とは?実態や失敗しないためのポイントを解説
同率2位:瓦(1票)
「和風いぶし瓦の美しさが魅力」
といった意見がありました。
瓦は初期費用が高くなりますが、耐久性が非常に高く、50年以上持つことも珍しくありません。
ただし、重量があるため耐震性には配慮が必要で、漆喰のメンテナンスや、瓦のズレ・欠けの点検が定期的に必要になります。
近年の異常気象を考えると、瓦を選ぶ場合は防災性の高い「防災瓦」を選んだり、施工方法も慎重に検討する必要があります。
同率2位:スレート(1票)
スレートを選んだ社員からは、
「トータルでコスパが良い」
という声が上がりました。

※ただし、費用的にいけるならルーガを選ぶとの意見でした。ルーガについては後ほどご紹介します。
スレートは初期費用が最も安く、新築時に広く採用されています。ただし、10〜15年ごとの塗装メンテナンスが必要で、30年後には寿命を迎えるため、カバー工事(既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる工法)が必要になります。
【関連記事】スレート屋根の特徴やメンテナンス方法を解説!製造された時期ごとに異なる寿命や注意点とは?
3. 屋根の付帯パーツやオプションについて
天窓(トップライト)
付ける:1票
付けない:8票
付けたくない派の意見では、
「雨漏りリスクが高くなる」
「暑い・寒いがある」
「メンテナンスが必要」
といった理由が挙げられました。



実際に、当店でも天窓からの雨漏りのご相談を非常に多くいただいています。
住宅の中で雨漏りリスクが最も高いパーツと言えるため、取り付ける際は定期的なメンテナンスが必要な点に注意が必要です。
【関連記事】天窓の雨漏りはどうしたら?修理か交換か?事例を紹介
換気棟
付ける:7票
付けない:2票
付ける派の意見として、
「屋根裏の湿気やカビの予防」
「小屋裏に熱が滞留するのを防げる」
「最上階が夏に暑くなるのを防ぎたい」
といった理由が挙げられました。



屋根裏に湿気がこもると、結露やカビの原因になり、構造材の劣化にもつながります。
特に近年の酷暑では、屋根裏の温度が60〜70℃に達することもあり、室内への熱の影響も無視できません。
屋根に換気棟を設置することで、屋根裏の湿気や熱を排出でき、家全体の耐久性と快適性が向上します。
後から取り付けるリフォームも可能ですので、夏の暑さやジメジメでお悩みの方にはおすすめのオプションです。
【関連記事】換気棟で結露対策や夏の暑さ解消?仕組みとメリット
屋上
設ける:1票
設けない:8票
「雨漏りリスクが大きい」
「ランニングコストが必要」
「メンテナンスが面倒」
といった意見が挙げられました。



また、屋上を設けたいという社員も
「洗濯物がたくさん干せるのが魅力的だけど、雨漏りリスクがあるので悩む」
という意見でした。
屋上は便利な反面、今後のメンテナンスの手間や雨漏りリスクを考慮すると、設けないのが安心なのかもしれません。
【関連記事】屋上防水とは?防水工事の種類・価格などを比較解説
太陽光パネル
付ける:2票
付けない:7票
付けない派の意見として、
「雨漏りのリスクがある」
「メンテナンスや荷重を考えると不要」
「害鳥被害のリスクがある」
といった理由が挙げられました。



屋根に太陽光パネルを載せる懸念点として、屋根に穴を開けて施工することによる雨漏りリスク、パネルの重さによる建物への負担、また長期的なメンテナンスコストです。
パワーコンディショナーは10〜15年で交換が必要で、パネル自体の発電効率も経年劣化します。
また、鳥がパネルの下に巣を作るケースも増えており、糞害や火災リスクも指摘されており、載せたくない派が多数となりました。
「停電時のリスク回避」「長期的にみるとコスパが良い」
といった理由で、太陽光パネルに肯定的な意見もありました。
もし太陽光パネルを付けるなら、デメリットもしっかり理解した上で、信頼できる業者に施工してもらうことが重要です。
【関連記事】必見!太陽光パネルを設置した屋根を塗装する際の注意点
4. プロが教える「ここはケチっちゃダメ!」
アンケートでは、「ここだけはケチっちゃダメ!という部材やこだわり」についても質問しました。
①ルーフィング


雨漏りを防ぐ最後の砦であり、万が一屋根材から雨水が浸入しても、ルーフィングがしっかりしていれば雨漏りを防げます。
安価なルーフィングは10〜15年で劣化しますが、高品質なもの(改質アスファルトルーフィングや透湿防水シートなど)なら20年以上持ちます。
品質によってメンテナンス周期や家の寿命に大きく差が出るため、ルーフィングにはこだわるべきという意見が多く上がりました。
【関連記事】ルーフィングとは?種類・役割・選び方・費用など屋根の防水完全ガイド!
②固定のピッチ(間隔)
ピッチが広すぎると、固定力が弱いため、風や経年劣化で外れてしまう可能性が高くなります。
「少しでもコストを下げたい」という理由で、ピッチを広げる業者もいますが、これは絶対にNGです。
特に台風シーズンでは、固定ピッチが広すぎることで、剥がれの被害を受けた現場も多く見られます。
③構造材の寸法や配置

屋根を支える垂木(たるき)や母屋(もや)といった構造材の太さや配置間隔も重要です。
規定よりも細い材料や、間隔が広すぎる配置では、長期的に屋根が変形したり、強風時に被害を受けやすくなります。
5. プロが教える「意外とおすすめの仕様」
①屋根勾配と軒先は気にかけるべき
勾配が緩いと雨漏りが起きやすいため、勾配はしっかり付けることをおすすめします。
また、最近では軒先が短いデザインの住宅が流行していますが、軒先やケラバをしっかり出して、外壁に雨水がかかりにくくすることも雨漏り予防の点で大切です。
【関連記事】
-屋根リフォームの際に注意したい屋根勾配のお話
-狭小地に多い!軒先が短いお家で雨漏りが起こりやすい理由とは
②屋根職人も自宅に使用している「ルーガ」もおすすめ
ルーガは、瓦の美しさと軽量性を兼ね備えたハイブリット瓦です。
従来の瓦の約半分の重さで耐震性に優れており、割れも起きにくく、耐久性も抜群です。
瓦職人も自宅の屋根にルーガを使用しているほど、高品質でコストパフォーマンスも優れている人気の屋根材です。
【関連記事】割れない、ズレない、軽い、従来の常識を覆すハイブリッド瓦「ROOGA(ルーガ)シリーズ」
6. 【まとめ】屋根のプロが選ぶ究極の屋根
形状:切妻屋根
屋根材:ガルバリウム鋼板
取り付けるオプション:換気棟
-天窓・屋上・太陽光は不要
-ルーフィングの品質、構造材の仕様、棟板金・雨樋のピッチなど、見えない部分にも気を付ける
-勾配や軒の出にもこだわる
家は一生に一度の大きな買い物です。見た目や初期費用だけでなく、10年後、20年後、30年後のことまで見据えて、後悔のない選択をしてください。
また、当店では屋根リフォームをお考えの方にも、長く安心してお過ごしいただけるご提案を行っております。
屋根工事は、屋根のプロである街の屋根やさん熊本店にお気軽にご相談ください。
【関連記事】屋根リフォーム会社を選ぶ6つのポイント
街の屋根やさん熊本店が選ばれる理由
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1級建築施工管理技士、屋根業界歴30年以上のスタッフが在籍、豊富な知識と経験
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屋根工事の施工実績が3000件以上
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戸建てから工場・集合住宅まで幅広く対応、屋根以外にも建物全般工事をご依頼可能
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工事後も安心のアフターフォロー
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親切丁寧な接客














