熊本市中央区の工場担当者様より屋根メンテナンスのご相談をいただきました。
「屋根の波型スレートが古くなっていて、アスベストが入っていると聞きました。どんなメンテナンスが必要か分からず、不安です」
とのことでした。

波型スレートはセメントに繊維を混ぜて波型に成形した建材です。
軽量で丈夫、施工コストも抑えられるため、工場や倉庫など大きな建物の屋根・外壁材として使用されることが多いです。
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汚れだけでなく、苔の繁殖やボルトの錆びも見られました。
波型スレートを固定しているボルトの錆びが進行すれば、波型スレートの固定力が下がって屋根が剥がれる原因にもなります。

また、工場の内側から見ると波型スレートが割れている箇所もいくつかありました。
割れた箇所から雨漏りが起き、工場内の機械や資材が傷む原因になるため、早急な対応が必要です。

お客様は「この屋根にはアスベストが含まれていると言われたので、どのような工事をすればいいか分からない」とお悩みを持っていました。

「屋根にアスベスト（石綿）が含まれている」と聞くと、それだけで不安になってしまう方も多いと思います。確かに、アスベストは吸い込むことで健康被害を引き起こすとされており、過去には社会問題にもなりました。
しかし、ご安心ください。屋根材や外壁材として使用されているアスベストは、固形の状態であれば基本的に飛び散ることはありません。
つまり、普段の生活や工場の稼働中に屋根からアスベストが飛散して健康に害を及ぼすということは、まずありません。

劣化したスレート屋根をすべて撤去し、新しい屋根材に取り替える方法です。
根本的な修理が可能ですが、スレートにアスベストが含まれている場合、その撤去作業には特別な処理と高額な費用が発生します。
アスベストを扱うには、飛散防止のための養生、専門業者による回収・処分が必要で、どうしてもコストがかかってしまいます。
【関連記事】屋根葺き替え工事の初心者ガイド！おすすめの屋根材や費用・後悔しないためのポイント

既存のスレート屋根の上から、新しい屋根材をかぶせる方法です。
屋根の重量が大きくなりますが、撤去が不要なため、アスベストの飛散リスクを抑えつつ、費用も工期も抑えられるのが大きなメリットです。
【関連記事】屋根カバー工法のメリットとは？費用相場や適した屋根材を厳選してご紹介！

今回のお客様にも、波型スレート屋根に金属屋根を重ね張りするカバー工法をご提案しました。
金属屋根を被せることで見た目もきれいになり、屋根の劣化によるトラブルを解決できます。
お客様からは後日工事のご依頼をいただきました。
【工事の様子】熊本市中央区の工場で屋根カバー工法！古くなった波型スレート屋根にガルバリウム鋼板カバールーフを重ねました

工場や倉庫の屋根も、日々の紫外線や風雨を受けて経年劣化が起きて様々なトラブルの原因になります。
「アスベストが入っていると聞いて不安」「どんな工事が必要か分からない」とお悩みの方も、まずは無料点検をご利用ください。
街の屋根やさん熊本店では、屋根の状況に応じて最適な工法をご提案しています。
無理な営業は一切いたしませんのでご安心ください。

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