熊本市北区の貸店舗では「屋根がさびて穴が開いており、雨漏りが発生している」とのご相談をいただき、前回現地調査を行いました。
調査の結果、屋根材は折板（せっぱん）と呼ばれる金属屋根で、長年の塗装劣化により錆が進行し、穴あきや雨漏りを引き起こしていました。
お客様とご相談のうえ、今回は屋根全体を新しい金属屋根で覆う「屋根カバー工法」で屋根改修を行うご依頼をいただきました。

【現地調査の様子】熊本市北区の貸店舗で雨漏り発生｜錆びた折板屋根はカバー工法で解決！

• 職人の安全確保
  折板屋根は表面が滑りやすく、落下の危険もあります。足場を設置することで、作業員が安全に移動でき、事故を未然に防げます。

• 施工の精度向上
  屋根の端部や外壁との取り合い部分は細かな作業が必要です。足場がないと手が届かない場所が出てしまいますが、しっかりと足元を確保することで精度の高い工事が可能になります。

• 周囲への配慮
  店舗や住宅が密集しているエリアでは、資材の搬入や工具の落下に注意が必要です。足場にメッシュシートを張ることで、粉じんや資材の落下を防ぎ、近隣へのご迷惑を最小限に抑えることができます。

今回の貸店舗には「ビケ足場」と呼ばれる足場を設置しました。
ビケ足場とは、ハンマーで「くさび」と呼ばれる緊結部を打ち込んで固定する「くさび緊結式足場」のことです。

緊結部を打ち込むことで、頑丈で安定した構造を作ることができます。
部材一つひとつが規格化されており、組み立てもスピーディーなため、住宅から中規模の建物まで幅広く使用されています。

メリット

• 安全性が高い：部材がしっかりと固定されるため、揺れに強く安定感があります。

• 設置・解体が早い：規格化された部材を組み合わせるだけなので、工期を短縮できます。

• 柔軟性がある：建物の形状に合わせて調整できるため、複雑な屋根や外壁にも対応可能です。

• コストパフォーマンスが良い：工期短縮につながる分、トータルコストを抑えやすいです。

デメリット

• 騒音が出やすい：ハンマーでくさびを打ち込む音が発生するため、設置時には金属音が響くことがあります。ただし短時間で終わるため、近隣への影響は最小限です。

しかし、ご安心ください。
店舗に来店されるお客様の安全を第一に考え、出入口や動線の確保を徹底しています。
また工事時間もできる限り調整し、営業中でも支障が出ないように配慮しています。

足場が組み上がると、建物全体を囲うような形になり、職人は屋根のどの位置でも安全に作業できます。
安全・確実・効率的に工事を進めることができ、今回のような屋根改修工事には必要不可欠なものです。

今回の熊本市北区・貸店舗の屋根改修工事では、雨漏りを止めるためのカバー工法に向けて足場を設置しました。

足場は「安全」「施工精度」「周囲への配慮」という3つの観点から欠かせない存在です。
もし現在、屋根改修工事をご検討中で「足場が必要なの？」「営業に支障は出ない？」とご不安な方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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次回のブログ記事では、クレーンを使って部材を屋根に上げる工程をご紹介します！