熊本市東区で陸屋根の雨漏り点検｜時間差で雨漏りするのは屋上ドレンや笠木の不具合が原因でした

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熊本市東区で陸屋根の雨漏り点検｜時間差で雨漏りするのは屋上ドレンや笠木の不具合が原因でした

こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
本日は鉄骨造の陸屋根住宅にて雨漏り点検を行った様子をご紹介します。
2階の天井の隅で雨の日から時間差で雨漏りしており、陸屋根の点検を行うとドレン周辺や笠木に不具合が見られました。
当店では陸屋根などの防水工事・雨漏り修理も行っておりますので、同じような症状でお悩みの方はご相談くださいね。

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鉄骨造の陸屋根住宅で雨漏りのご相談

今回雨漏りのご相談をいただいたのはこちらです。

建物詳細　鉄骨造2階建て住宅
築年数　　25年
屋根材　　陸屋根
相談内容
2～3年前に屋上防水工事を行ったが、雨が降った数日後に室内に雨漏りが起きる。

大雨により、雨漏りのご相談が相次いでいます。
まずは雨漏りしている室内から点検していきます。
▶雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ

室内の雨漏り状況

2階天井の隅付近に雨漏り被害があります。
天井や壁のクロスは剥がれてしまい、壁に取り付けたエアコンも被害を受けています。
雨漏りが起きたのは5～6年前からという事で、2～3年前の防水工事よりも前から長年かけてここまで大きな被害になったようです。
近くにある天井点検口から天井裏を点検してみます。

雨漏りの水濡れで構造部の鉄骨が錆びていました。
鉄骨造住宅は木造よりも強度が高いですが、このように構造部が錆びてしまうと強度・耐久性が低下し、放置すると建物の安定性もなくなってしまう危険があります。
鉄骨は木造よりも水分が移動しやすい為、雨漏りの範囲が広がりやすく、原因箇所が特定しにくい傾向もあります。
基本的に雨漏りのリスクは木造と変わらない為、定期的な点検・メンテナンスが大切です。
▶RC造建物は雨漏りが最大の弱点！適切なメンテナンスで雨漏りを防ぎましょう

陸屋根を点検して雨漏りの原因を探ります

こちらの住宅の屋根は「陸屋根」と呼ばれるタイプです。

陸屋根とは建物の屋上に設けられる屋根のことを指し、一般的な屋根が傾斜しているのに対し、陸屋根は傾斜がほとんどない平坦な構造の屋根です。
周辺には「パラペット」と呼ばれる立ち上がりが設けられています。
「りくやね」または「ろくやね」とも読む。

陸屋根で雨漏りが起きやすい箇所は？

陸屋根では、特に排水設備の不備や劣化が雨漏りの主な原因となります。
陸屋根には若干の傾斜は付いていますが、それでも勾配屋根に比べると水はけがいいとは言えません。
水はけが悪い上に排水設備が適切でない場合、雨水が溜まりやすくなり、屋上の損傷や雨漏りに繋がります。
また、屋上床面の防水層劣化も雨漏りの原因になります。
▶屋上防水とは？防水工事の種類・価格などを比較解説

ドレン周辺に隙間がありました

陸屋根の隅にあるドレン周辺を見ると、晴れているのに雨水が溜まっている状態になっていました。
こちらは雨漏り箇所のちょうど上に当たる為、雨漏りの原因になっている可能性が高いです。

ドレンをよく見ると、ボルトの浮きや取り付け部のコーキング割れなど、隙間が見られました。
小さな隙間ですが、雨水が侵入するには十分な隙間です。
雨の日から時間差で雨漏りしていたというのは、この隙間からじわじわと雨水が入り、数日後に室内まで漏水したと考えられます。

笠木にも不具合がありました

陸屋根周辺のパラペットには、「笠木」と呼ばれる保護材が取り付けられています。
笠木には意匠性を高める他、防水性を保つ役割もあります。
▶意外と多い笠木が原因のベランダ・バルコニーからの雨漏り

笠木の外側に隙間が開いている所がありました。
この状態では笠木内部に雨水が入り、コンクリートに染み込んで雨漏りする原因になります。

陸屋根の雨漏り点検が完了！雨漏り修理のご提案を行いました

熊本市東区にて陸屋根の雨漏り点検が完了しました。
時間差で発生する雨漏りは、陸屋根のドレン周辺や笠木にできた隙間が原因であると考えられます。
お客様にも雨漏りの原因をお伝えし、工事のご提案を行いました。

提案内容
・ドレン周辺の隙間にコーキング
・隙間ができた笠木にコーキング

陸屋根の雨漏り修理・防水メンテナンスもお任せください！

陸屋根や屋上は傾斜がほとんどなく、ドレン周辺や床面防水の劣化、周辺部材の不具合などで雨漏りが起きやすくなります。
当店では陸屋根の雨漏り修理・屋上防水工事も承っておりますので、同じような症状でお困りの際にはぜひご相談くださいね。
▶防水工事は陸屋根・ベランダ・バルコニーに必須のメンテナンスです