【熊本市東区】築60年会社倉庫の雨漏れを調査｜屋根材の隙間や笠木板金の劣化が原因
2025.06.09
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。今回は熊本市東区で会社の倉庫からの雨漏れ相談をいただき、現地調査にお伺いしました。法人・事業者様にとって、倉庫の雨漏れは業務に支障をきたす大きな問題です。今回の記事では、実際の調査内容と判明した原因、今後の修繕方法について詳しくご紹介します。…
熊本市北区の店舗入り口にて雨漏りが発生し現地調査を行いました
熊本市北区の店舗で雨漏りが起こっているとご相談を受け、現地調査に伺いました
『入口の軒が雨漏りしている。
軒の天井が変色して黒ずんでいるので、交換見積りもしてほしい。』
との事でした。
店舗の入り口が雨漏りしてるとの事でした
お客様が通られる場所ですので、気持ちよく入店できるようにしておきたいですよね
早速雨漏り箇所を見てみましょう
※軒の天井は『軒天』または『軒裏』と言います
軒天に黒いシミができていました
恐らく、
内部に水が溜まり、カビの繁殖や湿気が原因でこのような黒いシミになった
と考えられます
これではお客様を気持ちよくお迎えできませんよね
雨漏りの原因箇所を特定する為に、屋上を調査します
こちらの建物は陸屋根（勾配がほとんどない屋根）でした。
テナント入れ替え時に改修工事を行われているようで、
恐らく前回雨漏れした箇所には、金属屋根を重ねて補修されていました。
店舗の場合、こういった陸屋根も多いですが、
勾配が少ない分水はけが悪く、メンテナンスを行わないと
雨漏りしやすい面もあります
屋上のコンクリートの防水塗膜が劣化し、黒い汚れやサビ、塗膜の破断がありました
通常、このような屋上のコンクリートには建物を保護する為の塗膜防水が施されています。
しかし、紫外線や雨水にさらされて塗膜は徐々に劣化していき、汚れや破断などに繋がります
塗膜防水の耐用年数は７～１０年くらいで寿命を迎えます。
防水塗膜が劣化していると、このように汚れが付きやすく、ひび割れやコケの原因にもなってしまう為、
塗膜が剥がれてきたら防水工事を行う事をお勧めします
・・・・・・・・・・・・・・塗膜防水の破断はなぜ起こる？・・・・・・・・・・・・・・
気温の上昇によりコンクリートが熱くなり、
コンクリート中に含まれている水分が蒸気となって防水塗膜を押し上げてしまう。
紫外線や雨、歩行による衝撃などで塗膜が劣化していると破断しやすくなる。
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看板を照らすライトの根本が、錆びて抜けていました
根元の隙間から雨水が侵入して
雨漏りの原因となってしまいます
また、雨水が入る事で漏電やブレーカーが落ちる危険
もあり、一刻も早く修理する必要があります
角の部分に穴がありました
これくらいの隙間があると、大雨時には
大量の雨水が浸入していまいます。
屋上などは雨漏りの心配だけでなく、
鳥が巣を作り住み着く原因にもなります
そうなるとノミやダニ、糞尿など
別の悩みが増えてしまうかもしれません
他にも雨漏りの原因と考えられる隙間が数箇所見受けられました
しかし、どこが雨漏りの直接的な原因か断言はできず、屋根内部の被害状況も分かりません
現段階では、【雨漏り原因】と【天井内の被害状況】が特定できない状況です。
雨漏り原因がはっきり分からないまま補修を行っても、またすぐに雨漏りしてしまうかもしれません
また、軒天が黒く変色している為、内部に何か問題がある可能性もあります。
お客様には
・軒天に点検口を取付け
・改めて天井内部の点検を行い原因の調査
をご提案させていただきました
再度、天井内部を調査し雨漏りの原因を特定した上で
お客様にとって最良の工事をご提案させていただきたいと思います
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