熊本市中央区にて割れ・ズレのあるセメント瓦にコーキングで瓦修理

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施工事例
熊本市中央区にて割れ・ズレのあるセメント瓦にコーキングで瓦修理

工事のきっかけ

熊本市中央区のW様より、「瓦がズレがあるので点検してほしい」とご相談いただきました。

屋根に上って調査を行うと、下り棟や谷板金周辺の瓦がズレていたり、瓦の割れも起きていました。
屋根瓦はF型と呼ばれる平らなセメント瓦で、現在製造していない製品でした。
幸い、W様が予備の瓦をお持ちだった為、今回は割れた瓦を予備瓦に差し替え、ズレている瓦もコーキングで固定する瓦修理を行う事になりました。

コーキングによる瓦修理は、比較的費用も抑えられて簡易的にできますが、施工方法を誤ると雨漏りの原因になります。
屋根工事の正しい知識を持っている専門業者に依頼するようにしてくださいね。

熊本市中央区屋根補修工事,屋根材(瓦)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,屋根材(瓦)

施工期間: 1日

使用材料: F型セメント瓦（予備瓦）、シリコンシーリング

築年数: 40年

工事費用: 96,800円

ズレ・割れのあるセメント瓦屋根

屋根の下り棟部分の冠瓦がズレていました。
おそらく地震でズレてしまったと考えられます。
現在室内の雨漏りは起きていませんが、このままでは室内が雨漏りする可能性も高くなっています。

谷板金周辺の瓦は特にズレがひどい状態でした。
瓦がまとめて落ちてしまう可能性も高く、お客様も瓦が落下したり飛散しないかご心配されていました。
また特に固定もされていない為、更にズレて瓦が落下する危険もあります。
棟瓦には棟の取り直し工事を行い、谷板金と周辺瓦の葺き直しを行うと安心ですが、W様のご希望でこれ以上瓦がズレないようにシーリングで固定する補修を行う事になりました。

瓦が割れている所もありました。
セメント瓦は塗装が劣化して防水性がなくなってくると、水が染み込んで割れやすくなってしまいます。
▶セメント瓦のメンテナンスについて
割れた所から屋根内部に雨水が入りやすくなっている為、瓦の差し替えが必要です。
こちらのF型セメント瓦は現在ほとんど生産していない為、同じ瓦が準備できないケースも多いのですが、幸いW様が予備の瓦をお持ちでした。
今回は予備瓦と差し替えを行う事になりました。

割れた瓦を予備瓦に差し替え

割れが起きている瓦は差し替えを行います。
割れた瓦を撤去すると、コーキングの跡が付いていました。
こちらは瓦が落下しないようにコーキングで固定する「ラバーロック」が行われていたようです。
▶ラバーロックって？

割れた屋根瓦を差し替えました。
従来と同じく、コーキングで瓦を固定しており、瓦が外れて落下するのを防いでいます。
W様がお持ちだった予備の瓦に差し替えました。
もしも予備瓦がない場合でも、製造していない瓦と全く同じ商品を準備する事は難しいですが、同サイズの類似商品で差し替えの対応ができます。

谷板金のズレ・ひび割れを補修

ズレやひび割れがあった谷板金周辺の瓦も、コーキングで補修を行いました。
ひび割れを放っておくと、破片が落下してケガをしたり、雨水が屋根内部に入りやすくなって雨漏りの原因になります。
コーキングでの補修は比較的簡易的ですが、慣れていない方が屋根の上で補修を行うのは大変危険ですので、専門業者にお任せくださいね。
▶ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにお任せください

棟瓦のズレもコーキングで固定

棟瓦のズレにもコーキングを打って固定しておきました。
棟瓦は地震や台風の力が加わりやすく、ズレ・崩壊・瓦の落下が起きやすい場所です。
今回はズレた所がこれ以上ズレないよう、コーキングで固定を行いました。
棟内部に金具を入れて瓦を下地に固定する「強化棟工法」を行うと、自然災害にも強い棟になりますよ。

全ての瓦修理が完了し、W様に完了報告を行いました。
W様より「親切な工事をしていただき、ありがとうございました」と嬉しいお声をいただきました。
▶実際にW様よりいただいたアンケート

工事内容