【熊本市南区】箱樋とパラペットの雨漏り修理｜透湿防水シート貼り替えと落ち葉除けネット設置

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【熊本市南区】箱樋とパラペットの雨漏り修理｜透湿防水シート貼り替えと落ち葉除けネット設置

工事のきっかけ

熊本市南区のO様より、「屋根に落ち葉が溜まって大雨の時だけ雨漏りが起きる」とご相談をいただきました。
O様の住宅の裏には大きな木がたくさんあり、落ち葉が屋根の上に溜まりやすい環境になっていました。

調査を行うと、窓サッシのコーキング劣化や、箱樋への落ち葉詰まり、パラペットの立ち上がり板金に浮きがあるなど、複合的な原因で雨漏りが発生していると判明しました。
O様にはパラペットの立ち上がり板金の取り付け直し、箱樋に落ち葉除けネットの取り付けをご提案し、工事のご依頼をいただきました。

熊本市南区屋根補修工事,雨漏り修理,その他の工事,落葉除けネット設置,屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル),雨樋工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,雨漏り修理,その他の工事,落葉除けネット設置,屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル),雨樋工事

施工期間: 1日

使用材料: 透湿防水シート、パッキン付きビス、落ち葉除けネット（施主様支給品）

施工内容その他: パラペット

築年数: 13年

工事費用: 115,000円

立ち上がり板金の不具合や箱樋の詰まりにより雨漏りが起きていた住宅

O様邸の裏には大きな木がたくさんあり、箱樋（屋根の内側に設置される雨どい）には常に落ち葉が溜まっている状態だそうです。
O様ご自身で清掃をされていたため、調査の日は綺麗な状態でしたが、雨どいなどの排水経路に落ち葉が溜まっていると、雨水が溢れるオーバーフローが発生し、雨漏りの原因になります。

また、パラペット（屋根や屋上の端にある立ち上がり部分）の板金にも歪みや浮きが見られました。
箱樋のオーバーフローで溢れた雨水が行き場をなくし、板金の浮きから雨水が浸入した可能性が高いと考えられました。

パラペットと箱樋の雨漏り修理

箱樋の落ち葉詰まりからオーバーフローが起き、板金浮き部から雨漏りしたと見られます

現地調査の結果、箱樋の落ち葉詰まりによりオーバーフローが発生し、板金が浮いた部分から雨漏りが発生したと考えられました。
そこで、O様には以下の工事をご提案し、工事のご依頼をいただきました。

ご提案内容
・立ち上がり板金を適切に取り付け直し
・落ち葉除けネットの取り付け

笠木と立ち上がりの板金を仮撤去

まずはパラペットや笠木の板金を仮撤去していきます。

パラペットとは屋上やバルコニーの周囲に立ち上げられた壁のこと。外観デザインを整えると同時に、防水や安全性を高める役割がある。
【関連記事】雨漏りの原因となりやすいパラペット、メンテナンスは必須です

笠木（かさぎ）とはパラペット（屋上やバルコニーの立ち上がり部分の壁）の上にかぶせる仕上げ材のこと。パラペットに雨水が染み込むのを防ぐ役割がある。
【関連記事】意外と多い笠木が原因のベランダ・バルコニーからの雨漏り

笠木やパラペットの板金を剥がすと、内部には透湿防水シートが見えました。

透湿防水シートは「外からの雨水は防ぎ、内部の湿気は外に逃がす」という機能を持っています。
しかし、板金の内側に施工されていた透湿防水シートは、釘穴や経年劣化による浮きが多く確認されました。
大雨の際に屋根に水が溜まると、こうした隙間から雨水が入り込み、室内の雨漏りにつながっていたと考えられます。

新しい透湿防水シートへの貼り替え

新しい透湿防水シートを取り付けました。
取り付けにはコーキングを使用し、雨水が入り込む隙間ができないようにぴったり貼り付けました。
また、従来の透湿防水シートは笠木とパラペットを別で貼っていましたが、新しい透湿防水シートは一続きで隙間なく取り付けているため、継ぎ目がなく雨漏りリスクを低減できました。

板金の復旧と固定

始めに仮撤去していた笠木とパラペットの板金を復旧しました。
取り付けにはパッキン付きのビスを使用し、ビス穴から雨水が入り込まないように対策しておきました。

箱樋の落ち葉除けネット取り付け

住宅は裏に大きな木が多く、箱樋に枯れ葉が溜まりやすい環境だったため、「落ち葉除けネット」を取り付けました。
ネットを設置することで枯れ葉が箱樋に入り込みにくくなり、雨水が溢れる「オーバーフロー」を防ぎます。
※こちらの落ち葉除けネットはO様ご自身でご準備されたものを取り付けました。
【関連記事】雨樋の詰まりにお悩みの方へ、落ち葉除けネットがお薦めです

雨漏りが起きていたパラペットの修理が完了

箱樋の雨漏り修理が完了しました！
パラペット（立ち上がり）や笠木の透湿防水シートを新たに貼り替えたことで雨漏りの原因を解消し、落ち葉除けネットも取り付けて今後の落ち葉溜まりによる雨漏りリスクも低減できました。
施工後、O様からは「適正な価格で丁寧な工事をしてもらえて安心しました」とのお喜びの声をいただきました。

よくあるご質問

透湿防水シートの耐用年数はどれくらいですか？

通常20～30年は性能を発揮しますが、施工方法や環境、雨水の侵入により劣化が早まる場合があります。雨漏りの兆候がある場合は早めに点検しましょう。

落ち葉除けネットを付けると完全に詰まりは防げますか？

完全に防げるわけではありませんが、清掃の頻度を減らせます。定期的に確認・清掃をするとより安心です。

パラペットからの雨漏りは自分で修理できますか？

パラペット部分の修理は高所作業となり危険を伴います。また、防水処理には専門知識が必要なため、必ず専門業者にご相談ください。

大雨の時だけ雨漏りするのはなぜですか？

普段は防ぎきれている雨水も、大雨で一気に水量が増えると小さな隙間や詰まりから浸入します。当店では雨漏りの状況も踏まえて調査を行い、原因を特定します。

パラペットや箱樋の雨漏りもお任せください！

今回の雨漏りは屋根からというよりも、箱樋やパラペット周辺の不具合が原因でした。
雨漏りは屋根だけが原因ではないため、しっかりと調査を行って原因を特定する必要があります。
当店では、「大雨の時だけ雨漏りする」「外壁や窓まわりから水が入る気がする」といった雨漏りの状況も踏まえ、しっかりと雨漏りの原因を調査します。
雨漏りにお悩みの方は、ぜひ街の屋根やさん熊本店までご相談ください。