こちらが今回点検を行う建物です。

建物詳細　木造２階建て賃貸住宅

築年数　　築２５年

屋根材　　スレート

相談内容
賃貸で貸し出している住宅の色褪せが気になるので点検してほしい。

今回は賃貸住宅のオーナー様からの点検依頼でした。
早速調査を開始します！

屋根のスレートが全体的に色褪せて白っぽくなっていました。

本来は黒に近い色だったはずですが、紫外線や風雨の影響で退色してしまったようです。
『色褪せくらい大丈夫だろう』と思われるかもしれませんが、屋根材の色褪せは放置してはいけません！

色褪せはなぜ放置してはいけない？

色褪せ＝塗膜の劣化です。
屋根の塗膜は防水性・強度を保つ為にあり、塗膜が劣化すると屋根材に水が染み込んだり、割れやすくなってしまうのです。
その結果、雨漏りや屋根材の割れ・内部の部材劣化に繋がってしまう為、スレートや金属屋根、セメント瓦などは定期的に塗装メンテナンスを行って、防水性を復活させる必要があります。

棟板金は錆びていました。

棟板金も色あせが見られる事から、錆びの原因は表面の塗膜が劣化した為と考えられます。
錆びが進行すると穴が開いたり、固定力の低下により棟板金が飛散する可能性もあります。

頂上に取り付けられている換気棟には色あせ・ビスの抜けが見られました。

金属は昼間日光を浴びて膨張し、夜中に元の大きさに戻る為、ビスや釘がだんだんと抜けていってしまいます。（金属の熱膨張）
ビスが抜けていると固定力が下がり、強風で飛散する危険もあります。

チョーキング現象とは？

屋根や外壁を触ると手が白くなる現象で、塗膜が劣化し始めているサインです。
これは塗膜の成分が紫外線により分解され、粉状になってしまう事で起こります。
外壁も屋根同様、塗装メンテナンスを行って防水性を復活させる必要があります。

クラック（ひび割れ）も塗膜が劣化している事で起こります。
放置するとクラックが大きくなり、隙間から雨漏りする事もあります。
外壁にも塗装メンテナンスをご提案します。

提案内容　外壁塗装

九州でも梅雨明けし、本格的に夏が始まりますね！
お住まいを劣化させる夏の強い紫外線・ゲリラ豪雨・台風への対策はお済みでしょうか？
普段は何もなくても、ゲリラ豪雨をきっかけに雨漏りし始めたり、傷んでいる所が台風で飛散する事も考えられます。

街の屋根やさん熊本店では、お住まいの点検・お見積りを無料で行っております♪
住宅に心配箇所がある方は、被害を未然に防ぐ為にもお早目にご相談くださいね（＾＾）
▶台風被害に遭う前に屋根とお住まいの対策をしておきましょう