【菊池郡菊陽町】ベランダ床のひび割れ補修と波板屋根張り替え｜木製フレームの部分交換とポリカ張替えの費用実例

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【菊池郡菊陽町】ベランダ床のひび割れ補修と波板屋根張り替え｜木製フレームの部分交換とポリカ張替えの費用実例

工事のきっかけ

菊池郡菊陽町のI様より、「地震後から1階のリビングで雨漏りが起きている」とご相談をいただきました。

現地調査を行うと、雨漏りが起きている1階のリビングでは、天井のクロスに剥がれやシミが見られました。
雨漏りは勝手に直ることはありません。放っておくと下地の腐食やシロアリ、カビなど被害が進行するため、雨漏りの原因を特定し、早めに対処することが重要です。

雨漏りしているリビングの上部には2階のベランダがあり、ベランダ床面には大きなひび割れがあり、雨漏りの原因になっていると考えられます。
床面の防水層も低下しているため、ひび割れを補修したうえ、防水工事を行う必要があります。
しかし、今回はI様のご希望でひび割れをコーキングで補修することになりました。

また、2階ベランダと1階テラスの屋根張替えもご依頼いただきました。耐久性の高いポリカ波板への張り替えを行うことになりました。

菊陽町屋根補修工事,その他の工事,波板工事,雨漏り修理

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,その他の工事,波板工事,雨漏り修理

施工期間: 1日

使用材料: シリコンコーキング、母屋材（防腐処理済）、ポリカ波板（ブロンズマット）、木下地用波板ビス

築年数: 51年

工事費用: 440,000円

ベランダ床のひび割れから雨漏りが発生していた菊池郡菊陽町の住宅

前回の調査では、1階のリビングで雨漏りが発生しており、ベランダ床面のひび割れなどが原因であると判明しました。
【現地調査の様子】ベランダのひび割れが原因の雨漏り調査！リビング天井にシミとクロス剥がれ

ベランダ床面のひび割れ補修

ベランダ床面には多数のひび割れが発生しており、1階リビングの雨漏りの原因になっていました。
特に大きな割れ目には藻の繁殖も見られ、長期間にわたり雨水が溜まっていたことが分かりました。
本来であればウレタン防水などの防水工事を行うのが理想的ですが、今回はお客様のご希望で、コーキング材による簡易補修で対応することになりました。
【ウレタン防水工事の施工事例】熊本市中央区にてベランダ床面のウレタン防水工事（通気緩衝工法）費用や施工日数、工程を写真付きでご紹介

ベランダ床面のひび割れにコーキングを打って防水させました。

コーキングにより、ひび割れ部分への雨水の侵入を防ぐことができました。
防水性が低下しているため、今後床面全体に防水工事を行う必要はありますが、コーキングを打つことで応急処置としての効果が期待できます。
【関連記事】防水工事の重要性や種類の解説！熊本市周辺で行った防水工事の施工事例も紹介

2階ベランダの波板屋根張り替え工事

お客様から、ベランダとテラス屋根の張り替えも追加でご依頼いただきました。

ベランダとテラスアルミ製のフレーム（骨組み）に取り付けられているケースが多いですが、こちらでは木製のフレームが使用されていました。

既存の波板屋根を撤去

既存の波板を撤去すると、下地となる木材が長年の雨水浸入によって腐食していました。
波板屋根はこの下地の木材にビスを打って固定するため、腐食しているとしっかり固定できません。

母屋材（もやざい）の交換

腐食していた母屋材（もやざい）と呼ばれる下地を撤去し、新しい木材に交換しました。
新しい母屋材は防腐剤を塗布しており、雨や湿気に強い状態に仕上げています。
木製のフレームは日差しや雨にさらされやすいため、防腐処理を行っておくと安心です。

ポリカ波板の取り付け

補修後の木製フレームに、ポリカーボネート波板を新たに取り付けました。

ポリカーボネート（ポリカ）とはプラスチックの一種で、以下のような特徴があります。

耐衝撃性に優れ、割れにくい
紫外線に強く、耐久性が高い
軽量で扱いやすい
採光性が高く、明るさを確保できる

従来の塩ビ製波板に比べて強度・耐久性が高く、特にベランダやテラス、カーポートなど屋外でよく使用される素材です。

ポリカ波板にもいくつかカラーバリエーションがありますが、今回は「ブロンズマット」をお選びいただきました。
日差しを柔らかくカットし、まぶしさを軽減してくれるため、人気のカラーです。

波板の固定には、木下地用の波板ビスを使用しました。
このビスは波板の形状に合った傘が付いているため、ビス穴からの雨水侵入を防ぐことができ、防水性にも優れています。
新たに交換した母屋材に向け、ビスをしっかり固定しました。

2階ベランダ屋根の張り替えが完了

劣化していた2階ベランダ屋根の張り替え工事が完了しました。
暗い印象のベランダ屋根でしたが、ポリカ波板に張り替えることで明るい印象になり、強度も復活しました。

1階テラスの波板も交換

1階テラスの波板屋根も張り替えを行いました。
2階ベランダと同様に、下地の腐食箇所は防腐処理を行った木材に交換し、屋根をしっかり取り付けられるようになりました。

ベランダやテラスの屋根は、台風・強風時に被害を受けやすい場所です。
波板屋根が劣化していると、割れて飛散して近隣の迷惑や事故の原因にもなります。
劣化は放置せず、定期的に点検・メンテナンスを行いましょう。
【関連記事】熊本市周辺で台風被害の屋根修理を行った現場4選をご紹介！

よくあるご質問

ベランダのひび割れ補修はどのくらい持ちますか？

あくまでも応急的な補修です。根本的な解決にはなっていないため、床面全体の防水工事で雨水の侵入を防ぐ必要があります。

【関連記事】ベランダ・バルコニー・陸屋根に防水工事！種類を比較

波板の交換時期の目安はどのくらいですか？

波板の種類や使用環境にもよりますが、一般的に塩ビ製波板で約3年、ポリカ波板で10〜15年程度が交換の目安です。ひび割れや変色、たわみが見られたら強風で飛散の危険があるため、メンテナンスをご検討ください。

ベランダの波板屋根は自分で張替えできますか？

ベランダは外にせり出しているため、作業時に落下の危険があります。また、施工方法を誤ると、すぐに剥がれたり飛散の危険にもなるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

実際に、「波板屋根が剥がれる」といったご相談を受け調査を行うと、リフォーム業者の誤った施工が原因だった事例もありました。

▶熊本市東区にてベランダ波板屋根が毎年剥がれる！剥がれやすい原因と解決方法を探りました

一見簡単そうで「自分でもできそう」と感じる波板の施工ですが、実は施工基準や注意点がたくさんあります。
誤った施工を行うと、かえって費用がかさむこともあるため、正しい知識を持った「屋根工事専門店」に依頼するのが安心です。

ベランダやテラスのひび割れ・屋根劣化が気になったら早めの点検を！

ベランダやテラスは常に日差しや雨にさらされているため、劣化が進行しやすく、強風の被害も受けやすい場所です。
小さなひび割れや波板の割れも、そのままにしておくと雨漏りや下地の腐食につながります。
街の屋根やさん熊本店では、ベランダ・テラスでも豊富な施工実績があり、正しい知識と経験で丁寧な施工を行います。