菊池郡菊陽町不信感のある業者の瓦葺き替え工事のやり直し｜ずさんな施工による雨漏りを完全解決！

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菊池郡菊陽町不信感のある業者の瓦葺き替え工事のやり直し｜ずさんな施工による雨漏りを完全解決！

工事のきっかけ

菊池郡菊陽町にお住まいのM様より「工事を依頼してから半年以上経過しているのに、まだ半分も終わっていない。それどころか、工事が始まってから雨漏りが悪化してしまった」という深刻なご相談をいただきました。

現地調査を行ったところ、瓦屋根の葺き替え工事が途中で放置されており、雨養生すらされていない状態でした。
さらに、瓦の並びに歪みがある、軒樋を破損させられた、ルーフィングの施工不良、工具や廃材の放置など、プロとは思えないずさんな施工状況が確認されました。
お客様は前の業者に対する不信感が募り、工事の中断を決断されました。そして、街の屋根やさん熊本店に工事のやり直しをご依頼いただきました。

まずは応急的な雨養生を行い雨漏りの悪化を防いだ後、葺き直し工事、葺き替え工事、強化棟工法、軒樋交換工事を実施。前の業者による施工不良をすべて修正し、台風や地震に強く、長期的に安心できる屋根へと生まれ変わらせることができました。
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菊陽町屋根葺き替え,屋根葺き直し,棟瓦取り直し,雨樋交換,雨漏り修理,谷板金修理,平屋,雨樋工事,屋根材(瓦)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根葺き替え,屋根葺き直し,棟瓦取り直し,雨樋交換,雨漏り修理,谷板金修理,平屋,雨樋工事,屋根材(瓦)

施工期間: 約3か月（お客様ご指定の作業日が週2日のみのため、通常よりも期間が長くなっています）

使用材料: 【前業者より引き継ぎ】防災瓦、改質アスファルトルーフィング
不足瓦、谷シーラー、水抜き桟木、棟補強金物、芯材、乾式面戸シート、雨樋

施工内容その他: 施工不良

工事費用: 185万円

施工前の状況｜現地調査で判明した数々の問題

菊池郡菊陽町のM様宅では、前の業者に瓦葺き替え工事を依頼されていたものの、半年以上が経過しても半分も完了していない状態でした。
また、施工を終えた箇所にも様々な施工不良が見られました。

確認した施工不良の数々
- 雨養生の欠如 施工途中にもかかわらず、ブルーシートなどの雨養生がされていない
- 瓦の並びに歪み すでに施工された箇所も、瓦の並びが不揃いで美観を損ねている
- ルーフィングの施工不良 防水シートに隙間や穴が開いている箇所があり、施工後の雨漏りリスクが高い
- 軒先の瓦が出すぎ 軒先の瓦が突出しており、軒樋の取り付けができない
- 軒樋の破損 工事中に軒樋を破損させられ、雨水が適切に排水できない状態
- 工具や廃材の放置 屋根上に工具や割れた瓦などが放置され、落下の危険

その結果、もともとあった雨漏りがさらに悪化し、なかなか終わらない工事にお客様も大変不安を感じられていました。

このような状況を受け、お客様は前の業者との契約を中断し、当店に工事の続きをご依頼いただくこととなりました。
【詳しい現地調査の様子】菊池郡菊陽町で瓦葺き替え工事のトラブル事例！半年経過しても工事が終わらず雨漏りが悪化

応急処置｜取り急ぎ雨漏りを解消

放置すれば雨漏りがさらに悪化するだけでなく、落下の危険もあると判断し、まずは緊急で応急処置を行いました。
施工途中の屋根をブルーシートで覆い、雨水の浸入を防ぎます。
ブルーシートは風で飛ばされないよう、しっかりと固定しました。
応急処置は長期間は持ちませんが、本格的な工事を開始するまでの間、雨漏りの悪化を防ぐことができました。
【応急処置の詳細】菊池郡菊陽町での雨漏り応急処置！ずさんな瓦葺き替え工事の実態とその危険性

葺き直し工事｜前業者が施工した箇所の点検と修正

なぜ葺き直しが必要だったのか

住宅正面の屋根については、前の業者によって瓦の葺き替えが一応は完了していました。
しかし、屋根の端では瓦の歪みが見られ、下地が適切に施工されているかも確認できない状態でした。
屋根工事において、下地の施工は非常に重要ですが、瓦を葺いてしまうと、瓦の下のルーフィングや桟木（さんぎ）が適切に施工されているかを確認することはできません。

そのため、今後の耐久性や雨漏りリスクを考慮し、一度瓦を仮撤去して下地の状態を確認したうえで、葺き直し工事を行うことになりました。

葺き直しとは既存の瓦を一度剥がし、下地の確認や補修を行った後、同じ瓦を並べ直す工事。新しい屋根材を準備する必要がなく、葺き替えよりも費用・施工日数を抑えられる。
【関連記事】これまでの瓦を再利用して屋根を葺き替える屋根葺き直し

葺き直し工事の様子

瓦を撤去して下地を確認したところ、桟木には雨水を通すための「ウォーターホール」がないものが使用されていました。
ウォーターホールがないと、瓦の下に入り込んだ雨水が桟木の上に溜まってしまい、水が排出されずに屋根下地の劣化や腐食を招く原因となります。
この桟木は一旦すべて撤去し、ウォーターホール付きの新しい桟木に交換しました。

その他の修正箇所

谷シーラーの追加

谷板金と瓦の隙間を埋める谷シーラーが使用されていなかったため、新たに取り付けました。

ストッピングネイルの使用

軒先瓦をL字型の釘でしっかり固定しました。（前の業者は使用されておらず、ズレが起きやすい状態でした）

壁際の水切り板金

適切に施工されていなかった壁際部分を修正しました。

これらの修正により、見た目には大きな違いがないかもしれませんが、内部の防水性能と耐久性が大幅に向上しました。
【葺き直し工事の詳細】菊池郡菊陽町不信感がある業者の葺き替え工事をやり直し！瓦葺き直しで安心の瓦屋根に！

葺き替え工事｜防災瓦で台風・地震に強い屋根へ

前の業者が放置していた他の箇所については、新しい瓦に葺き替える工事を行いました。

今回使用したのは防災瓦です。防災瓦は、瓦同士がロックする構造になっており、ズレや飛散を防ぐ設計です。
ビスで固定するため、強風や地震に対する安全性が大幅に向上します。
【関連記事】地震などの災害に強い! 従来のイメージを覆す防災瓦

特にケラバ（屋根の端部分）には専用のケラバ瓦を使用し、上からも横からもビスで固定しました。
ケラバ部分は風の影響を受けやすく、ズレや落下が起きやすいため、特に対策が必要な部分です。
適切な材料と施工で安心できる瓦屋根に仕上がりました。
【葺き替え工事の詳細】菊池郡菊陽町中断された瓦屋根の葺き替え工事｜適切な材料と施工で雨漏りの不安を解消！

強化棟工法｜乾式工法で耐久性とメンテナンス性を向上

屋根の頂上である棟（むね）部分は、「強化棟工法」で施工しました。

強化棟工法とは専用の「棟補強金物」や「芯材」を使用し、棟の瓦をビスで固定する工法。
棟の瓦一枚一枚がビスで固定されるため、耐風性・耐震性に優れた強固な棟に仕上がります。

今回は強化棟工法の中でも、漆喰を使用せず乾式面戸シートを使用する「乾式工法」で仕上げました。
漆喰よりも軽量であるため、屋根の軽量化・耐震性向上の効果もあり、地震や台風にも強い棟になりました。
【強化棟工法の詳細】菊池郡菊陽町瓦屋根の強化棟工法｜乾式面戸シートを使った乾式工法で台風・地震に強い棟に！

軒樋交換工事｜破損された軒樋を全面交換

軒樋は以前の業者が施工中に破損させており、劣化も進行していたため、全面的に交換しました。
軒樋が破損していると、外壁の汚れや建物内の雨漏り、地盤の劣化など様々な問題があります。
今回新しい軒樋を交換したことで、屋根に降った雨水が適切に排水され、住宅を守ることができます。
【軒樋交換の詳細】菊池郡菊陽町工事業者に破損された軒樋の交換工事｜適切な雨水排水で建物を守る！

すべての工事が完了！雨漏りも解決し安心できるお住まいに

以前の施工業者では半年経過しても工事が完了しませんでしたが、当店では週2日の指定日のみの作業という条件でも、3ヵ月程度で施工完了しました。
悪化していた雨漏りも解消し、お住まいの見た目もとてもきれいになりました。

今回の事例のように、不適切な施工や不誠実な対応をする業者に依頼してしまうと、工事費用が無駄になるだけでなく、建物に深刻な被害を与えることもあります。
屋根工事は、建物の寿命を左右する重要な工事です。だからこそ、豊富な施工実績があり、誠実な対応をしてくれる業者に依頼することが大切です。
「今お願いしている業者に不信感がある」「屋根の劣化が気になる」「信頼できる業者を探している」という方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。