【菊池郡菊陽町】中断された瓦屋根の葺き替え工事｜適切な材料と施工で雨漏りの不安を解消！

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【菊池郡菊陽町】中断された瓦屋根の葺き替え工事｜適切な材料と施工で雨漏りの不安を解消！

こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は、以前よりご紹介している菊池郡菊陽町の住宅にて、葺き替え工事を行った様子をご紹介します。
当店では屋根工事専門店として、仕上がりの美しさではなく、工事後も長期的に安心できる施工を行っています。葺き替え工事をご検討されている方はぜひご参考ください。

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工事のきっかけとこれまでの経緯

菊池郡菊陽町のお客様より「工事が始まってから半年以上たっても半分も終わらない。工事が始まってから雨漏りが悪化した」とのご相談をいただいたことがきっかけでした。
現地調査を行ったところ、瓦の並びに歪みがある、軒樋が壊されたなど、とてもプロの仕事とは言えない状態でした。

また、施工途中にもかかわらず雨養生もされていなかったため、雨漏りが悪化するという被害も受けていました。
お客様とお話合いのうえ、以前の業者との契約を打ち切り、雨漏りの応急処置を行った後、屋根の葺き直しや葺き替え、軒樋の交換を当店で行うことになりました。

これまでの現地調査・工事の様子

【現地調査】
瓦葺き替え工事のトラブル事例！半年経過しても工事が終わらず雨漏りが悪化

【応急処置】
雨漏り応急処置！ずさんな瓦葺き替え工事の実態とその危険性

【葺き直し工事】
不信感がある業者の葺き替え工事をやり直し！瓦葺き直しで安心の瓦屋根に！

葺き替え工事の流れ

1. 既存瓦の撤去とルーフィングの敷設

まずは屋根に残っていた瓦をすべて取り外し、下地の状態を確認しました。

屋根下地の上に、防水シートの「ルーフィング」を敷設します。ルーフィングは、瓦の下に入り込んだ雨水や屋根内で発生した結露が屋根下地へ侵入するのを防ぐ役割があります。
建物の雨漏りや耐久性を左右する重要な部材であるため、丁寧に施工しました。
【関連記事】ルーフィングとは？種類・役割・選び方・費用など屋根の防水完全ガイド！

施工の注意点
雨水が入る隙間ができないよう、軒先から棟に向かって重ね合わせながら敷設し、上下の重ね代は100mmを確保しました。また、隙間があると雨漏りリスクが高くなるため、シワや浮きがないように丁寧に張り付けました。

2. 桟木（さんぎ）の取り付け

瓦を固定するための桟木には、「水抜き桟木」を使用しました。
ウォーターホール（水抜きの穴）があるため、万が一瓦の下に雨水が入り込んでも、桟木部分で雨水が滞留せず、下地の腐食を防止できます。

3. 瓦の取り付け

瓦は耐震性・耐風性に優れた防災瓦を使用しました。
ビスでしっかりと固定しているため、地震や台風でも落下のリスクが低い瓦です。
【関連記事】地震などの災害に強い! 従来のイメージを覆す防災瓦

屋根の両脇部分は、専用のケラバ瓦（袖瓦）を使い、上からも横からもビスで固定しました。
ケラバ部分は風の影響を受けやすくズレや落下が起きやすいため、特に対策が必要な部分です。
【関連記事】熊本市南区で瓦屋根の袖瓦（そでがわら）が落下！瓦の落下を防ぐメンテナンスや落下した際の対処法についてもご紹介

4. 壁際の水切り板金の取り付け

壁際には「水切り板金」を施工しました。
水切り板金は、外壁と屋根のつなぎ目部分から雨水が浸入するのを防ぐ役割があります。
風を伴う雨では壁にも雨水が吹き付けますが、水切り板金があることで適切に排水でき、雨漏りを防ぎます。

葺き替え工事完了

すべての工程を終え、葺き替え工事が無事に完了しました。
以前の業者が施工途中で放置していた箇所も適切に仕上げ直し、見た目だけでなく内部の防水性能も大幅に改善しました。
工事後には見えない箇所も丁寧に施工することで、長期的に安心できる屋根へと生まれ変わりました。

屋根の頂上である「棟（むね）」の施工については、次回のブログで詳しくご紹介します！
台風や地震に強い強化棟工法を採用しましたので、ぜひご覧ください。
【棟の施工の様子】瓦屋根の強化棟工法｜乾式面戸シートを使った乾式工法で台風・地震に強い棟に！

よくあるご質問

葺き替え工事と葺き直し工事の違いは？

葺き替え工事は古い屋根材を撤去し、新しい屋根材を葺き直す工事です。葺き直し工事は既存の瓦を一度外して下地を補修し、同じ瓦を再利用する工事です。

防災瓦と普通の瓦の違いは何ですか?

防災瓦は、瓦同士がロック(連結)する構造になっており、ズレや飛散を防ぐ設計です。さらにビスで固定することで、強風や地震に対する安全性が大幅に向上します。普通の瓦は引っ掛けるだけの場合が多く、災害時のリスクが高くなります。

葺き替え工事の工事期間はどれくらいですか？

屋根の大きさや施工内容、天候などにもよりますが、一般的な戸建住宅で7日～10日程度が目安です。

ルーフィングはどれくらいもちますか?

ルーフィングの種類によって異なりますが、一般的なアスファルトルーフィングで15～20年、改質アスファルトルーフィングで20～30年程度が目安です。（ただし、施工品質や屋根材の種類、環境によっても変わります。）葺き替え時には今後のライフサイクルに応じて適切なルーフィングを選ぶことが重要です。

安心の葺き替え工事は当店にお任せください！

葺き替え工事は屋根工事の中でも大規模なため、そう頻繁に行う工事ではありません。
そのため、「どの業者にお願いすればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか？
当店では屋根工事専門店として、仕上がりの美しさはもちろん、適切な施工で工事後も長期的に安心できる施工を行っています。