現地でカーポートを確認すると、屋根の中央付近に大きな亀裂が入っていました。
亀裂部分から雨水が漏れてくるため、雨の日は車の乗り降りで濡れてしまうことがあり、お客様もお困りでした。
こちらの屋根には、「ポリカーボネート」という素材が使用されていました。

カーポート屋根の定番素材であるポリカーボネートは、ガラスの約200倍とも言われる衝撃強度を持ち、紫外線にも強い高耐久素材です。
とはいえ、どれほど強い素材でも、常に直射日光・温度変化・風雨にさらされ続けることで次第に劣化は進みます。
特に10〜15年を過ぎるころから、表面の硬化やひび割れが起こりやすくなるため、今回のように亀裂が生じることもあります。

平板屋根をはめ込んでいるフレームのコーキングも劣化していることが判明しました。
お客様も「屋根の頂部からも雨が漏れる」とおっしゃっており、恐らくこの部分から漏れていると考えられます。
屋根を張り替えただけでは雨漏りは解決しないため、コーキングの打ち替えも必要です。

つまり、一枚の大きな屋根材で覆われているのではなく、複数の平板を組み合わせて屋根全体を構成しているのです。
そのため、「割れた部分だけ交換」「全体を交換」など、状況やご予算に応じた補修を行うことができます。
今回のカーポートでは、合計10枚のポリカーボネート平板が使用されていました。

1. 部分張替え(7枚)
割れた箇所とその周辺の平板7枚のみを交換するプランです。
当面の雨漏りは解消でき、費用も全交換よりは抑えられますが、交換しない部分が割れるリスクが残ります。

2. 全体張替え(10枚)
カーポート屋根全体の平板10枚をすべて新しいものに交換するプランです。
メンテナンス周期を延ばすことができ、全体的な見た目もきれいになります。

どちらのプランでも、劣化したコーキングの打ち替えも行います。

当店では、カーポート屋根の点検・修理も豊富な施工実績があります。
「うちのカーポートも同じような状態かもしれない」「屋根に亀裂が入っているけど、どうすればいいかわからない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひお問合せください。
現地調査・お見積りは無料です。まずはお気軽にご相談ください。