熊本市中央区にて風で破損した2階ベランダの波板屋根！傷んだ下地木材は交換せず予算を抑えた補修内容をご提案

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熊本市中央区にて風で破損した2階ベランダの波板屋根！傷んだ下地木材は交換せず予算を抑えた補修内容をご提案

こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は、熊本市中央区にお住まいのお客様より「2階ベランダの波板が破損した」とのご相談をいただき、現地調査に伺った際の様子をご紹介いたします。
波板屋根は、風の影響を受けやすく、年数が経つとどうしても劣化が進んでしまいます。
この記事では、実際の調査で分かったことや、今後の工事内容について詳しくお伝えしていきます。

熊本市中央区で風の被害を受けた2階ベランダ屋根

今回ご相談いただいたのは、熊本市中央区にある築45年の木造住宅です。
電話でのお問い合わせでは、「2階ベランダの波板が風で破損した」とのことでした。

ベランダやカーポート屋根は風の影響を受けやすいため、強風が吹いた後はこういったご相談をよくいただきます。
ベランダに上がって詳しい被害状況を確認します。

波板屋根が複数箇所剥がれている

ベランダの屋根は、複数箇所で剥がれが起きていました。
特に風の影響を受けやすい軒先付近の剥がれがほとんどでした。

ベランダ屋根の素材には、「ガラスネット入り塩ビ製波板」が使用されていました。
塩ビ製の波板は安価で手軽に使用できる反面、紫外線や風雨にさらされることで柔軟性がなくなり、ひび割れや剥がれが起こりやすくなります。
元々少し劣化していたこともあり、強風で割れて剥がれてしまったと考えられます。

かつて波板屋根の素材は塩ビ製の物がほとんどでしたが、現在では紫外線で劣化しにくく、耐久性の高い「ポリカーボネート」という樹脂素材が主流となっています。
当店でも、波板屋根の張り替え工事には、ポリカーボネートの波板をおすすめしています。

▶波板屋根の素材比較はこちら

下地の木材も腐食

波板屋根を支える下地木材の劣化も見られました。
特に角の一部では、屋根がないことで下地木材がむき出しになっており、水濡れで木がボロボロになっていました。
腐食した下地に新しい波板屋根を取り付けても、しっかり固定ができないため、下地の補修を行う必要があります。
【関連記事】木造下地テラスの下地補修とポリカ波板屋根張り替えを行った工事費用や工程
木材でできた下地は水濡れにより劣化が起きやすく、被害が大きくなってしまうため、屋根が剥がれた場合は早めの修理が大切です。

費用を抑えるため「使用可能な部分のみ張り替え」へ

波板屋根が剥がれて下地が腐食した箇所もありましたが、その他の下地については軽微な劣化であったため、まだ使用できる状態でした。
本来であれば、腐食した下地を補修し、波板屋根の全面張り替えをご提案する所ですが、お客様は「できるだけ費用を抑えたいんです」とご希望されていました。
お客様とご相談させていただいた結果、今回は劣化の激しい下地部分を撤去し、その部分には波板を貼らずに工事費を抑える方法でご提案することになりました。

提案内容
・既存の波板屋根、腐食した下地の撤去
・下地が使用できる部分のみ波板屋根の取り付け
（ポリカーボネート波板ブロンズマット使用）

下地がしっかりしている箇所のみ、新しい波板をしっかりと固定して張り替える内容となっています。
部分的に雨が入ってしまうなどデメリットもありますが、下地補修と全面張り替えを行うよりもコストを抑えることができます。

ポリカーボネートの波板にもいくつか色があり、今回は一般的なブロンズマットをご提案しました。
ブロンズ色で光を穏やかに透過してまぶしさを軽減でき、マット系ですりガラスのような加工がされています。比較的汚れも目立ちにくく、おススメのカラーです。

ベランダ波板の破損は早めの対応が安心です

ベランダやカーポートの屋根は、下からの風を受けやすいため、風で割れたり剥がれる被害を受けやすい箇所です。
台風や強風の後は、当店にも「ベランダ屋根が剥がれた」「波板屋根が飛散した」などのご相談が多くなるため、気になる所は台風シーズン前に修理しておくと安心です。
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