こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
本日は玉名郡長洲町の住宅で鳥の巣の現地調査を行った様子をご紹介します。
ソーラーパネルの下に鳥の巣を作られてしまい、屋根や軒樋に鳥の糞が溜まるという問題が発生していました。
春から夏の温かい時期は、鳥害のご相談も増えてきます。
記事内では、鳥の巣を作られる事で起きる二次被害や鳥の巣を防ぐ為の対策についても解説いたしますので、ぜひご参考ください。

住宅に鳥の巣を作られたとご相談

今回ご相談いただいたのはこちらの住宅です。

ソーラーパネル下に鳥の巣がありました

ソーラーパネル下の10cm足らずの僅かな隙間に、鳥の巣がありました。
写真では分かりにくいですが、枝を使って巣を作っているため、恐らく鳩の巣ではないかと考えられます。
こういった狭くて高い場所は、天敵に狙われにくいため、鳥の巣を作るのに格好の場所なのです。

鳥の巣はすぐに撤去できる？

ここですぐに撤去したい所ですが、まずは巣に卵や雛がいないか確認する必要があります。
というのも、卵や雛鳥がいる巣を撤去する事は、鳥獣保護法で禁じられているためです。
【参考】屋根に作られる鳥の巣対策！撤去は可能？
幸い、こちらの鳥の巣は卵も雛鳥もいないため、撤去できる状態でした。

鳥の巣を作られる事で起きる二次被害

ソーラーパネルの下に鳥が巣を作ると、以下のようなリスクがあります。

屋根材の劣化
鳥の糞には酸性の成分が含まれており、これが屋根材に付着すると、塗装や屋根材の劣化を早めます。特にスレート屋根や金属屋根は耐久性が低下します。

健康被害
鳥の糞には病原菌やダニが含まれており、家庭内に侵入して健康被害を引き起こす可能性があります。アレルギーや感染症のリスクも高まり、ひどい場合はアナフィラキシーショックが起きる事もあります。

羽毛や巣材の散乱による排水不良
巣作りに使用する羽毛や枝・草などが雨樋に詰まると、雨水の排水が悪くなり、雨漏りや水害を引き起こす可能性があります。

騒音トラブル
鳥が屋根や軒下に巣を作ると、その鳴き声や巣作りの音が室内に響くこともあります。特に繁殖期には夜間や早朝に騒音が発生し、周辺の騒音トラブルにも繋がります。

美観性の低下
鳥の糞が屋根や軒樋に溜まることで、見た目が悪くなります。また、糞や鳥の巣で悪臭が発生することもあります。

実際に糞の被害を受けていました

お客様宅でもスレート屋根の上や軒樋などに大量の糞が溜まっていました。
このままでは軒樋の排水不良で汚れた水が溢れ落ちてきたり、強い酸性である鳥の糞でスレートの劣化が早まるなど、様々な二次被害が考えられます。

鳥の巣を防ぐための対策は？

鳥の巣撤去と防鳥ネット取り付け工事をご提案

春から夏は鳥の活動が盛んになります！鳥害対策を行いましょう！

春から夏にかけて暖かい時期は、鳥のエサとなる虫も多くなるため、鳥が巣作りを盛んに行います。
住宅に鳥の巣を作られてしまうと、すぐに撤去できないケースもあり、糞やウイルスなどで様々な二次被害を受ける事になります。
鳥の巣は、今回のようなソーラーパネルの下だけでなく、住宅のわずかな隙間に作られる事もあります。

「鳥が最近家の周りをよく飛んだり留まったりしている」「鳥の糞が増えた」という場合は鳥が巣を作り始めているサインかもしれません。
当店では鳥の巣の撤去（卵や雛がいないもの）、鳥除け対策も承っておりますので、少しでもご心配な方はお気軽にご相談くださいね。