こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
本日は菊池市でセメント瓦屋根の雨漏り調査を行った様子をご紹介します。
セメント瓦の割れや防水紙の破れがあり、雨漏りで押し入れや床の間の天井が下がるなどの被害を受けていました。
長年メンテナンスを行っていないセメント瓦は割れや下地の傷みなどが起きているケースも少なくありません。
当店ではセメント瓦の点検・メンテナンスも承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。

押し入れや床の間などの天井が雨漏り

今回は菊池市のお客様より、「瓦屋根の一軒家が雨漏りしている」とご相談いただきました。

床の間はポタポタと雨水が垂れるほど雨漏りしている為、バケツを置いて雨水を受けていました。
大量の雨水が入っている為、天井板も水濡れで下がってしまっています。
雨漏りは放っておいても勝手に直る事はありません。
どんどん被害箇所が大きくなり、修理が必要な場所も増えてしまう為、雨漏りに気付いたらできるだけ早く修理する事が大切です。
▶自分でできる雨漏り応急処置と、するべき初期対応は？

セメント瓦に多数の問題が見られました

雨漏りが起きた原因を調査する為、屋根の上を調査します。

棟瓦際の瓦が割れている

棟瓦際の瓦が割れていました。
こちらのセメント瓦は全体的に塗装が劣化しており、防水性がなくなっていました。
その為、水が染み込んで瓦の強度が下がり、割れてしまったと考えられます。
割れた所から雨水が入り、下地や防水紙が劣化する原因になりますし、風で破片が飛散する危険もあります。
▶重くて硬い瓦の落下は二次被害を招きます、だからメンテナンスが超重要

防水紙も破れていました

瓦が割れていた周辺の下地を点検する為、瓦を一時的に剥がしてみました。

下地を見ると、防水紙が破れていました。
防水紙は屋根の防水で最も重要な層です。
瓦にひび割れやズレが起きても、防水紙が健康であれば雨漏りは起きませんが、防水紙が破れてしまうと雨漏りに直結します。
防水紙は短くても２０年ほどの耐用年数がありますが、やはり耐用年数を超えての使用や雨水が大量に入る状況になると破れが起きやすくなります。
▶防水紙の重要性

谷板金に苔や落ち葉が溜まっている

谷板金にも苔や落ち葉が溜まっています。
「落ち葉が少し溜まっているくらい大丈夫」と思われるかもしれませんが、これも雨漏りの原因になります。
苔や落ち葉が溜まると雨水が滞留してしまい、板金が傷んで穴が開いたり、谷板金の脇から雨水が溢れる事もあります。
谷板金は屋根の中で最も雨漏りリスクが高い為、しっかり水が流れる状態か点検する事も大切です。
▶屋根で最も雨漏りしやすい部分「谷板金」の修理方法

現地調査が完了！雨漏り修理をご提案しました

セメント瓦のメンテナンスもお任せください！

当店ではセメント瓦工事も承っておりますので、経年劣化したセメント瓦屋根のメンテナンスを検討されている方は、是非お気軽にご相談くださいね。
▶セメント瓦から防災瓦に葺き替えた施工事例
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