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施工事例
益城町の会社で雨漏りした玄関庇をコーキングと板金重ね張りで補修

工事のきっかけ

会社の玄関庇が雨漏りしてお困りだったそうで、当店にご相談いただきました。
雨漏り箇所は２箇所あり、１箇所目はかまぼこ型庇の中でも水はけの悪い頂上部分、２箇所目は庇の脇にある雨樋で、どちらも金属屋根の錆が進行したことで雨漏りしていました。
場所に応じて補修を行い、雨漏りのお悩みが解消されました。

屋根補修工事,雨漏り修理,雨樋工事,屋根材(金属)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,雨漏り修理,雨樋工事,屋根材(金属)

施工期間: １日

使用材料: コーキングプライマー、変成シリコンコーキング、ガルバリウム鋼板板金

工事費用: １１万円

■1. 工事前の被害状況
1. 　1-1. かまぼこ型庇の頂上が錆びている
2. 　1-2. 庇の脇にある雨樋が錆びている
■2. 庇の頂上はコーキングで補修
■3. 庇の脇にある雨樋は板金カバー工法で補修
1. 　3-1. 雨樋に加工した板金を張っていきます
2. 　3-2. ボルトで固定し、コーキング
■4. 雨漏り補修工事が完了しました！社屋の工事も当店にお任せください！

1. 工事前の被害状況

今回雨漏りが起きたのは、益城町にある会社の玄関庇です。
毎日社員の方々が通る場所なので、雨漏りしていると困ってしまいますよね。

玄関庇の２箇所で雨漏りしていました。

1-1. かまぼこ型庇の頂上が錆びている

かまぼこ型庇の頂上部分の錆びが進行し、穴が開いています。

これだけ穴が開いていれば雨が漏れてしまいますね。
ここだけ錆びが進行しているのは不思議に思われるかもしれませんが、実はこういったかまぼこ型の頂上部分は錆びが進行しやすい理由があるのです。

今回の庇屋根のような『かまぼこ型屋根』（Ｒ屋根とも言います）は、屋根の下端は傾斜が大きく水はけがいいのですが、頂上付近はほとんど傾斜がなく、水が流れにくい形になっています。

金属屋根の場合、水分に長時間触れていると塗膜が劣化し、錆びの原因になってしまう為、特に水が流れにくい頂上付近は錆びやすい箇所と言えるのです。

今回、こちらの頂上付近はコーキング剤で補修工事を行う事になりました。

1-2. 庇の脇にある雨樋が錆びている

庇屋根の脇にある雨樋も、錆びて穴が開いた事が原因で雨漏りしていました。

雨樋は雨水を集め適切に排水させる役割がありますが、雨が流れる量が多い分、劣化も進行しやすい部位です。
その為、定期的に点検やメンテナンスを行う事が重要です！

雨樋の雨漏り箇所には、板金を重ね張りする『板金カバー工法』を行います。

2. 庇の頂上はコーキングで補修

庇の頂上部分は、コーキング剤を使って補修していきます！

2-1. 清掃を行ってマスキングテープで養生します

まずはコーキングを打つ場所の清掃を行ってから養生します。

ゴミやホコリがある状態でコーキングを打つと、剥がれや劣化の原因になる為、綺麗に取り除いておきました。
清掃後、マスキングテープを貼って養生しておきます。
養生には、『周辺の保護』と『コーキングの端を真っすぐにする』という２つの目的があります。
養生がコーキングの仕上がりに影響する為、丁寧に行っておく必要があります。

2-2. コーキングプライマーを塗布

コーキング剤を充填する前に、下地材である『コーキングプライマー』を塗布しておきます。

コーキングプライマーの役割

①コーキングと下地材の接着剤の役割があり、密着性を高める
②清掃で取り切れなかった細かいホコリを固めて抑える
③コーキング剤の成分が下地材に流れる事により起こる変質を防ぐ

コーキングプライマーを使うのと使わないのとでは、耐久性や密着度に差が出ます。

但し、コーキングプライマーならどれを使ってもいいというわけではなく、コーキング剤によって適したプライマーも異なります。
コーキング剤にも多くの種類があり、それに適したプライマーを使用しないと、十分な効果が発揮できません。

今回は刷毛を使ってコーキングプライマーを塗布しました。

2-3. 変成シリコンコーキング剤を充填

プライマーを乾燥させた後に、コーキングガンという専用の工具を使ってコーキングを充填していきます。

今回は『変成シリコンコーキング』を使用しました。

変成シリコンコーキングの特徴普通のシリコンコーキングは塗料を弾いてしまう為塗装ができませんが、変成シリコンコーキングは上から塗料を塗っても弾かない特徴があります。
その為、今回のように今後塗装を行う可能性がある屋根などには変成シリコンを使用します。
耐候性・耐久性も高い為、外壁材や屋根材によく使用されるコーキング剤です。

▶屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

これで頂上付近のコーキング補修は完了です！

3. 庇の脇にある雨樋は板金カバー工法で補修

庇の雨樋は、板金カバー工法で補修を行います！

3-1. 雨樋に加工した板金を張っていきます

『板金工』と呼ばれる板金職人が、板金を加工しながら取り付けていきます。

今回、既存の雨樋が『ガルバリウム鋼板』だった為、上から重ね張りする板金も同じガルバリウム鋼板製の板金を使用しました。
電位差の異なる金属を重ねると、『電蝕』という腐食現象が起こって穴が開いてしまう為です。
▶屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説

新しく取り付ける板金の下に、接着剤としてコーキング剤を塗布しました。

コーキング剤は雨漏りの補修剤として使用される他、ひび割れの補修や接着剤、緩衝材としてなど、非常に多目的に使用される素材なのです。

2-2. ボルトで固定し、コーキング

板金の加工取り付けが完了したら、最後にボルトで固定、端にはコーキングを打って隙間を埋めておきました。

穴が開いていた箇所がカバーされ、雨漏りが解消されました♪
これで板金カバー工法が完了です！

4. 雨漏り補修工事が完了しました！社屋の工事も当店にお任せください！

雨漏りが発生した庇屋根の補修工事が完了しました！

今回は２箇所で雨漏りが発生しており、どちらも金属の錆が原因で雨漏りしていましたが、それぞれ場所に応じた補修を行いました。
金属屋根は錆び始めると、どんどん腐食が進行してしまいます。
特に錆びやすい箇所は、点検やメンテナンスを定期的に行う事をおすすめします！
▶金属屋根（ガルバリウム）のチェックポイントとメンテナンス方法

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