熊本市北区で劣化で割れ落ちたりズレていた屋根瓦のコーキング補修と軒樋清掃 | 熊本県で屋根工事・メンテナンスなら街の屋根やさん熊本店

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熊本市北区で劣化で割れ落ちたりズレていた屋根瓦のコーキング補修と軒樋清掃

工事のきっかけ

熊本市北区のK様より「屋根の巴瓦（ともえかわら）が割れて落下したので来てほしい」とご相談をいただきました。

現地調査を行うと、屋根瓦は「モニエル瓦」という塗装の必要な瓦でしたが、長年塗装メンテナンスは行われていないという事でした。
塗装が劣化して強度が落ちていた事で、棟の先端に取り付けている巴瓦が割れて落下したようで、他の箇所にも瓦のひび割れや瓦がズレている所があったりと全体的に劣化が見られました。
また、軒樋にも大量の泥汚れが溜まっている為、詰まって排水不良が起きていました。
瓦屋根全体的に劣化は見られましたが、K様は「瓦が落ちてこないようにはしてほしいが、必要最低限の工事にしてほしい」とご希望されていた為、コーキングによる瓦修理と軒樋清掃を行うことになりました。

K様は予備の巴瓦を保管されていた為、割れて落下した巴瓦は予備瓦に交換し、他の割れやズレはコーキングによる瓦修理を行いました。
ズレが起きやすい棟瓦には、コーキングで瓦を固定する「ラバーロック工法」を行い、瓦のズレや剥がれを予防しておきました。
軒樋は支持金具の釘が外れかけていた為、軒樋に溜まった泥を取り除き、支持金具の釘をビスに打ち替えて固定し直し、軒樋の美観性と強度が復活しました！

いつまた瓦が落下するか不安を感じられていたK様でしたが、「今回の工事で安心して過ごせるようになりました。」とご安心いただけました♪
瓦屋根は固くて重い為、落下すれば大きな事故にも繋がる事があります。
長年メンテナンスをしていない屋根は、落下事故が起きる前に点検を行うようにしましょう！

屋根補修工事,火災保険,屋根材(瓦),雨樋工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事,火災保険,屋根材(瓦),雨樋工事

施工期間: ２日間

使用材料: 変成シリコンコーキング、ビス

長年メンテナンスをしていないモニエル瓦屋根と雨樋

K様邸の屋根は「モニエル瓦」という種類で、定期的に塗装メンテナンスが必要な瓦でした。
しかし、長年屋根塗装は行われていない為、様々なトラブルが起きていました。

▶セメント瓦やモニエル瓦など塗装が必要な瓦について

巴瓦が割れ落ちた箇所です。

巴瓦は棟の先端などに取り付けられる瓦で、被せるように取り付けられます。
モニエル瓦のように塗装メンテナンスが必要な瓦は、長期間塗装を行っていないと強度が下がってしまいます。
K様も塗装メンテナンスは長い間していないという事でしたので、瓦の強度低下により割れてしまったのではないかと考えられます。
▶塗装メンテナンスもお任せください！

他にも漆喰や瓦の割れが見られました。
こういった症状も瓦のズレや落下、雨漏りの原因になってしまいます。

また、軒樋にも泥や落ち葉が溜まって水の流れが悪くなっていました。
軒樋が詰まっていると、軒樋から雨水がこぼれる「オーバーフロー」という現象が起こり、建物を汚したり、外壁からの雨漏りにも繋がります。

落ち葉は落ち葉除けネットを取り付ける事である程度防げますが、泥汚れはどうしても溜まってしまう為、定期的な清掃が必要です。
▶雨樋の詰まりの原因と清掃方法・対策をご紹介
当店では雨樋清掃だけでも承っておりますので、是非ご相談くださいね。
▶以前菊陽町で雨樋清掃を行った現場

瓦のコーキング修理と軒樋清掃を行う事になりました

K様は「また瓦が落ちてこないか心配」と不安を感じられており、「瓦が落下しないように最低限の工事をしてほしい」とご希望されていました。
その為、コーキングによる瓦の修理と軒樋清掃を行うことになりました。

割れて落下した巴瓦を予備瓦に交換

まずは割れて落下した巴瓦の交換を行います。

K様は予備の巴瓦を保管されていましたので、瓦修理の際はこちらの予備瓦を使用できます。
瓦は屋根材の中でも重い為、落下すれば大きな事故に繋がります。
また、今回のような「モニエル瓦」は、粘土瓦やセメント瓦に比べると密度も高く、１枚ごとの大きさ・重量も大きい為、メンテナンスが非常に大切です。
▶重くて硬い瓦の落下は二次被害を招きます、だからメンテナンスが超重要

割れて落下した巴瓦を予備の巴瓦と交換し、固定銅線とコーキングで固定しておきました。
お家を建てたり、屋根葺き替えを行った際に余った瓦を渡される事があると思います。
普段は邪魔に思えるかもしれませんが、今回のように瓦が割れた際に交換できる為、必ず取っておきましょう。
予備瓦を使う事で材料費が節約できますよ♪

瓦のひび割れにもコーキング補修

ひび割れが起きていた瓦にもコーキングで補修を行いました。
瓦のひび割れを放っておくと、欠片が落下する危険もありますし、割れた所から雨漏りにも繋がります。
コーキングには接着剤としての役割もありますので、瓦の割れも補修する事ができます。

▶ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにお任せください

漆喰の割れにもコーキング

谷樋付近の漆喰の割れにも、コーキングを打って補修しました。
今回お客様は最低限の補修をご希望されていた為、漆喰補修もコーキングを使用させていただきました。
劣化した漆喰には棟取り直しや詰め直し工事もおススメです。

▶傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

ズレやすい棟瓦にはラバーロック工法

瓦には全体的に経年劣化が見られる為、ズレやすい棟瓦にはラバーロック工法を行ってズレを予防しておきました。
ラバーロック工法とは、瓦をコーキングで固定させる施工方法です。

▶ラバーロック工法について詳しくはこちら

写真をご覧いただくと分かると思いますが、ラバーロック工法では隙間を開けてコーキングを打ちます。
コーキングを隙間なく打ってしまうと、内部で発生した結露や湿気の出口がなくなってしまい、雨漏りを引き起こす原因になります。
雨漏り調査で屋根に上ると、隙間なくコーキングが詰められているのを目にする事もあります。
▶ラバーロックの誤った施工方法が原因で雨漏りしていた現場

ラバーロック工法は比較的手軽な工事ではありますが、誤った施工を行うと雨漏りを誘発する事がある為、正しい屋根の知識を持った工事業者に依頼されるようにしてくださいね。

▶屋根工事、外壁塗装、リフォームの現場で見た間違いだらけの施工例

泥が溜まっている軒樋の清掃

まずは軒樋に溜まった泥を集めます。

長年清掃していない為、大量の泥が溜まっていました。
泥は水を含んで重くなっており、軒樋に負荷もかかっていたと考えられます。

軒樋を一時撤去し、抜けかけていた釘を外し、ビスで固定し直しました。
釘は木材の痩せや経年劣化で抜けてしまう事もある為、釘よりも抜けにくいビスで補強しておきました。
支持金具がグラグラしていると軒樋の傾斜がおかしくなったり、外れてしまう事があります。
これで軒樋をしっかり支えられる支持金具になりました。

一時的に外していた軒樋は、地上で改めて洗浄を行い、綺麗になった状態で元の位置に戻しました。
軒樋の清掃を行った事で、美観性も復活しましたが、何よりも排水性が復活し、雨樋本来の機能を果たせるようになりました。
雨樋に詰まりや不具合が起きると、建物の汚れや劣化、外壁から雨漏りしたりと様々なトラブルの原因になります。実はお住まいを守る上で大切なパーツですので、定期的に点検・メンテナンスを行うようにしましょう！
軒樋の清掃はご自身で行える場合もありますが、高所作業は危険も伴う為、できるだけ専門業者にご依頼される事をおススメします。

▶雨樋の詰まりの原因と清掃方法・対策をご紹介