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【上益城郡益城町】3階建てビルで発生した雨漏りを調査！ドレンの詰まりと縦樋外れ

こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は上益城郡益城町にある3階建てビルにて、雨漏りの調査を行いました。
お客様は「3階の天井にシミがある」「縦樋が途中で外れてしまっている」とお悩みでした。
同じような症状でお困りの方に向けて、現場調査の内容や改善提案を詳しくご紹介します。

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3階建てビルで雨漏りと縦樋外れのご相談

建物詳細:鉄骨造3階建てビル
築年数:40年以上
相談内容:3階の部屋で雨漏りが起きているのと、縦樋（竪樋）が外れているのが気になる。

まずは雨漏りが起きている室内を点検します。

室内の雨漏りの様子

3階の天井には大きなシミがありました。
このようなシミは見た目に悪いだけでなく、カビやダニの発生源となり、衛生面でも大きなリスクになります。雨漏りが長期間続くと、コンクリート内部の鉄骨が錆びてしまい、大規模な修繕が必要になるケースもあります。
こちらの天井は「ジプトーン」と呼ばれる天井板で、部分的に張り替えができます。
しかし、まずは雨漏りの原因を特定し、解消する必要があります。

屋上で雨漏りの原因を調査

雨漏り箇所の上には屋上があり、屋上に雨漏りの原因がある可能性が高いです。
実は、屋上は意外と雨漏りの原因になりやすい場所なんです。
よくある原因としては、防水層の劣化やドレン周辺の詰まりなどが挙げられます。
【関連記事】屋上防水とは？防水工事の種類・価格などを比較解説

防水層の状態

屋上の床面には、水の染み込みを防ぐための防水工事が施されており、防水層に割れや剥がれ、浮きなどが起きると、雨水の侵入経路になります。
こちらの防水層は8年前に防水工事を行われたそうで、多少の劣化はあるものの、雨漏りに繋がるような大きな損傷はありませんでした。
【関連記事】熊本の屋根工事業者による防水工事の重要性や種類の解説！熊本市周辺で行った防水工事の施工事例も紹介

ドレンの詰まり

排水を行うドレン（排水口）まわりに雑草が繁茂しており、水はけが悪くなっている状態でした。
このような状態では、雨が降った際に適切に排水できず、ドレン周辺に水が滞留します。
ドレンまわりは屋上でも特に雨漏りリスクの高い箇所であり、落ち葉やゴミ、雑草が詰まることで、建物内部へ水が侵入する原因となります。

もう一箇所のドレンでも、枯れた植物が詰まっていることが分かりました。
これでは雨量が多い日は排水が追いつかず、プールのように水が溜まる原因になります。
【関連記事】熊本市西区でビルの屋上ドレンが詰まって大量の雨水が滞留

滞留した雨水は、わずかな隙間からでも建物内部に浸入し、雨漏りの原因となってしまうのです。
今回ビルの3階に雨漏りが起きたのは、このドレン周辺の詰まりが原因と考えられます。

縦樋の離脱

お客様は縦樋（たてどい）が外れていることもお悩みでした。

縦樋とは縦樋（竪樋）は、建物に縦方向に取り付けられている雨どい。
屋上や屋根で集めた雨水を地上まで流す役割があり、建物の外壁に沿って設置されている。

【関連記事】熊本市西区学校ビルで竪樋の割れを発見！雨水噴出で外壁汚れ・近隣施設に影響も｜調査と修理のご提案

屋上から覗き込んで確認すると、壁に取り付けられているはずの縦樋が、途中で外れている箇所がありました。

縦樋は通常、固定金具でしっかりと壁に取り付けられていますが、金具の経年劣化や強風などで外れてしまうこともあります。
このまま完全に落下してしまえば道路や歩道へ倒れる危険もあり、大きな事故に繋がりかねません。
新しい固定金具で取り付け直す必要があります。
【関連記事】熊本市東区で強風でビルの竪樋が外れて道に倒れる危険！高所作業車を使った竪樋復旧工事をご提案

外部階段の塗装劣化と錆び

あわせて建物外部のらせん階段も確認したところ、鉄骨部分に錆びの発生が見られました。
塗装の劣化によって金属表面がむき出しになり、錆びやすくなっているようです。
鉄部の錆びは放っておくと腐食が進み、強度にも影響します。
表面に錆が出る前の段階で塗装によるメンテナンスを行うことで、長持ちさせることが可能です。