住宅の東側から吹く風が強く、雨が降ると玄関付近の天井から雨が漏れてくると、お困りになられているお客様からのご依頼で現場調査に伺いました。漏れてくる箇所はこの廻縁の角辺りから漏れてくるとのことでした。 室内の雨漏り箇所の上部周辺で漏れそうな箇所や破損個所などが無いか確認したところ、…

鉄部の塗装では外壁塗装など他の塗装工程とは少し異なり、錆止めを塗る作業を行います。錆止めを塗らないと名前の通り、錆が発生しせっかく綺麗に塗装しても意味がなくなります。また、錆止めを塗る前に既存の錆を削る作業を行い、仕上がりがムラの無いようにします。 水切り板金のケレン・下地調整作…

熊本市南区のS様邸。築３０年の木造２階建てのお宅です。(建坪約３０坪)７月４日の台風で、南側の境界ブロックと目隠しフェンスが被害を受けました。６段積みのブロックの内、上３段が傾いており、目隠しフェンスも一部が地面に落下もしくは傾いている状態です。S様は、風災害による火災保険の適用…

小屋の陶器瓦葺きの屋根の現場です。熊本地震により、南北に走る本棟が被害を受けています。のし瓦を４段積み、五寸丸（冠瓦）をかぶせてある本棟です。高さがある分、地震によって被害が生じやすかったようです。鶴首部の漆喰がはがれ落ちて土が流出し、のし瓦が崩れてしまっています。 南端の鬼瓦か…

本棟の下に積まれたのし瓦が完全に抜けてしまっていました。漆喰も劣化していて、固定するはずの役目が果たせていません。この状態では横から吹き込むような雨風を受ければ瓦の下へ雨が流入してしまいます。 熊本地震の補修で１枚だけ身瓦を交換されていたようですが、その瓦がしっかりと固定されてい…

今回は折半屋根の塗装を行いました。 きっかけはお隣様(弊社ＯＢ様)からのご紹介。 数ヶ月前に弊社でお隣様のお宅を施工させて頂いている時に、よく話しかけてくださり、足場職人や塗装職人の仕事ぶりをいつも褒めてくださいました。完工時にＯＢ様を通じて改めてご紹介いただき弊社に塗…

熊本市南区城南町K様邸。築２０年の木造平屋建ての住宅です。熊本地震の影響で、本棟・隅棟のほとんどが被害を受けています。K様ご自身でブルーシートの応急処置をされていましたが、台所・洗面室の雨漏りがひどく、非常に高く積み上げられた棟が、地震に耐えられず落下したことにより、被害を拡大さ…

塗装工事はただ新しく塗料を塗るだけと思っている人はいませんか？もし劣化した塗料の上から何もせずに新しい塗料を塗ってしまうと剥がれてしまう可能性があります。人の顔で例えると、化粧した顔の上から化粧することだと考えてみてください。厚化粧すると最初は綺麗ですがすぐにボロボロと剥がれてき…

いぶし瓦葺き住宅の屋根から雨漏りが発生しているとのことでご相談頂きました。谷板金の劣化により穴が開きそこから雨が侵入していました。 谷板金の劣化よりできた穴から侵入した雨水が野地板をつたって軒天部分に落ちてきたため雨染みができています。 谷部の瓦に番号をふってから瓦を一度取り外し…

今回は地震被害により発生した、外壁のクラック(ひび割れ)の補修工事をおこないます。特にドアやサッシまわりなどの外壁の開口部に多く発生しております。 このクラックも放っておけばやがて雨漏りの原因となりますので早目の対応が必要です。 クラック補修の基本的な工程は、①Ｕカット、②プライ…

今回はカラーシミュレーションについて書きます。こちらは最近担当させていただいた熊本市南区島町のＳ様のお宅の施工前の写真です。築17年初めての塗装工事です。 経年劣化の為、サイディングの継ぎ目のシーリングは割れており、サイディングの浮きなども事前調査で判り補修を含めた塗り替えでした…

塗装工事は物ではなく人が行う作業である為、トラブルの話を耳にすることがあります。一つの事例として塗装後1年も経っていないのにカビや苔(こけ)が生えるというトラブルです。なぜこのようなことが起きるのか？原因の一つとしてもともと生えていたカビや苔を水洗いでしか流していないので菌が死滅…

窯業系サイディングの外壁塗装工事に伴い、シーリング工事を行いました。なぜ同時に行うのか？外壁塗装の目安は１０年から１５年ほどですが、シーリングの耐用年数は５年ほどが一般的です。５年に１回シーリング工事を行う場合、２０万前後の足場代が毎回かかってしまいます。 シーリングが劣化してし…

菊陽町築２０年の木造平屋建てのお宅です。熊本地震の影響で、大部分の棟瓦が崩れ落ちています。お客様より、太陽光パネルの下から雨漏りしているとの情報でした。太陽光発電は、２年ほど前に弊社で施工させていただきました。ブルーシートはお客様自身で掛けられたとのことで、大変だったとおっしゃい…

熊本地震で屋根の瓦が落ちたり、棟部分が崩れたりして雨が室内に入り内装まで被害が起きている状況で補修したくても職人さんが不足していなかったり、瓦が製造中止になっていたりと様々な理由で屋根をコロニアルに葺き替え工事が多くなっています。画像のお客様は今回の地震で棟全体が崩れてしまったの…